「彼のことが大好きで、なんでもしてあげたくなっちゃう！」「私の時間は全て彼のためのもの…！」そんな風に、気付けば「尽くす女」になってしまう人はいませんか？
　LINEでも大好きな彼を気遣うあまりに「大丈夫？」「無理しないでね」ついついそんなフレーズを使ってしまう…。
　でもちょっと冷静になってください。それって「お母さん」みたいじゃないですか…？

■禁断の「マミースタイル」で男は逃げていく

　彼のことが大好きで心配しすぎるあまり「男と女」ではなく「息子とママ」のような関係性を作ってしまう女性をよく見かけます。
　たとえば「彼が仕事で大きなプロジェクトを任されて、毎日忙しそう。ストレスも多いみたい」そう思った時、彼のことを「可哀想」と必要以上に心配し、あろうことかそれをLINEでそのまま彼に伝えてしまう女性。
「大丈夫？」
「心配だよお」
「無理しちゃだめだよ！」…。

　彼のことを「可哀想」と思って過剰に心配するのは「マミースタイル」です。「男と女」ではなく「息子とママ」の関係性になっています。
　あなたは彼のママではないし、ママになりたいのではないはず。
「好きだから心配だし、彼のストレスを何とかしてあげたい」と思っているとしたら、それはただ彼を「子供扱い」しているだけ。
　彼の「体験」「経験」を奪ってしまう、過保護なお母さんそのものです！

　彼のことが心配で何かしてあげたいと思うのなら、美味しいご飯でも作ってあげましょう。
　そして「行ってらっしゃい♪」「おかえり♪」そう言って笑ってあげましょう。
　男性は女性の笑顔が大好き。その笑顔が見たくて男性は頑張るのですから！

■女子会での当たり前を男性に使わない

「無事着いた？」「今日はどうだった？」「あのあとどうした～？」
　女子会のあと、女性たちはその後のことを報告し合ったりしますよね。
「無事着いたよ～」「○○だった！」「○○したよ～」なんて、女性はなんとも思わずに返信するかと思いますが、男性はこういうLINEをもらうと「うんざり」してしまいます。

　だって、まるでお母さんが小さな息子に確認しているみたいじゃないですか？

「無事に着いた？」
「今日はどうだった？」
「あのあとどうしたの？」

　どうですか？そう言われると…、そうですよね（笑）。

　女性にとっては何ともないLINEでも、男性が読んで「報告させられている」「問い詰められている」と思ってしまったら、それはもう「マミースタイル」の完成です。

　そもそも「無事に着いた？」は男性から言ってもらう言葉であって、女性から聞くことではありません！
　心配するのは男性の役割。彼に任せればいいのです。

　女子会での当たり前を恋愛に持ち込まないこと。鉄則です！

■男性には尽くしてもらおう

　彼を大好きだから、心配だし、あれもこれもやってあげたい…そんな「マミースタイル」で男性を愛しても、残念ながらあなたが愛されることはありません。

　あなたがどんなに尽くしても、優しくしても、気遣っても、残念なことに男性はほぼほぼ覚えていません！
　男性は、自分が「尽くした」「優しくした」「気遣った」女性に愛情を感じます。
　そう、あなたに尽くせば尽くすほど彼の愛は深まっていくのです。

　たとえばデートの場所を決める時、遠方の彼があなたの家の近くを指定してきても「悪いよ悪いよ～」「帰りが大変だからいいよ～」なんて、絶対！言ってはいけません！
　男性はヒーローになりたい生き物です。好きな女性の役に立ちたいのです。
　なのに「悪いよ～」なんて言われたら困ってしまうのです。
　だって、あなたの役に立つ方法が分からなかったら、ヒーローになれないのですから！

　男性からの提案や気遣いには、遠慮せずに甘えましょう。
「ありがとう♡」そう言ってにっこり笑って尽くしてもらえばいいのです。

　あなたが尽くせば尽くすほど、男性はあなたのことを徐々に「お母さんみたい」と感じ、扱いが雑になります。
　彼のママになったら最後「都合の良い女」へ一直線ですよ…。

　みなさん、マミースタイルにはご注意を！

文＝オカダトモコ

＜プロフィール＞
広中裕介（ひろなか　ゆうすけ）
1980年生まれ。女友達の恋愛相談にのるなかで独自の恋愛観から悩みの核心をつくアドバイスが好評をはくし、口コミを中心に支持をうける。恋愛に悩む女性を主な対象に、恋愛での考えを通して、今までの自分を見つめなおせる場として、講座・セミナーを全国で展開中。
著書に『既読スルーされた数だけ幸せになれる』（KADOKAWA）がある。
公式ブログ：「恋愛の学校 Love.t.Academy 広中ゆ〜すけ　愛する人の世界で一番可愛い女になる♪」https://ameblo.jp/wabisabi-y/