男は○○を気にしている……。男性とモメない賢い女の行動
公開日:2018/4/18
「どうしても男性とうまくいかない」「なぜかモメてしまう」「好かれない」……「恋愛」の話ではなく「仕事相手」として、男性と良好な関係を築けずに悩んでいる女性も多いのではないだろうか?
『「男」をわかるほど、すべてがうまくいく。』(潮凪洋介/すばる舎)は、80万人の男性と向き合ってきた、男性エッセイストによる「対男性の人間関係ストレス」から女性を救出するための実用書だ。
男性の「むき出しの内面」を知り、仕事にプライベートに、男性との「良好な」付き合い方を学んでみよう!
■男は貴女が思っている以上に、“収入”を気にしている
なんとなく、「そうだろうな」くらいには思っていたが、そんな認識では甘かったようだ。例えば同僚や男友達の前でも、収入の話は決してしない方がいい。収入は「オスの強さの文化的バロメーター」。あなたにとって悪気のない収入に関する一言が、男性を著しく傷つけている場合がある。男性はそういった女性を避け、「敵意」すら抱くことも……。「男の前で収入の話はしない!」これがまず、鉄則だ。
■男は貴女が思っている以上に、“味方かどうか”を気にしている
これは女性が「間違えがち」なのでは? と思ったのでご紹介しておく。
女性同士の関係で、相手のことを「敵か味方か」で考えることは少ないように思う。(相手に「好かれているか、嫌われているか」を気にすることはよくある)。
だが、男性はそういう「好き嫌い」の感情ではなく、「敵か味方」を重視する。オスは戦う生き物。「誰が敵か、誰が味方」が、とても重要な判断基準となるのだ。
なので女性が「嫌いじゃない」もしくは「普通」だから、「何もしない」と、「勝手に敵だ」と認識される可能性があるという。「男とうまくやるには『味方であること』を明確に表現することがポイント」。「悪気なく無反応」ではなく、「適度にコンタクト」をとり、「味方であること」のサインを送り続けることが大切なのだ。
■男の“モテ自慢”は貴女が考えているよりも、大事にしたほうがいい
女性が鼻白む話題の一つは、男性のモテ自慢ではないだろうか。だが、男性とうまく付き合っていきたいなら、軽んじてはいけない話題らしい。
女性からすると「あんたの過去の栄光、及びチャラさ自慢に何の興味もないんですけど?」と感じるだろうが、男性同士であれば「モテ自慢」は「人生の謳歌度合いを披露し合う、楽しい発表会のようなもの」なのだという。
だからこそ、女性の「もっとマジメになりなよ」「相手の女性に対してヒドイんじゃない?」などの正論を言ってしまうと、「話せない女性」「堅物な女性」というレッテルを貼られてしまうのだ。
そこは笑顔で「しょうがないわね」「他の草食系男子に女性を分けてあげてくださいね」など言って、「奔放な恋愛ができる男性の『能力』を讃える」のがいいという。
また、男性は意外とバレンタインを気にしているらしいので、「お返しが大変だろうから」などと気を遣わず、積極的にチョコレートは渡した方がいいらしい(知人とワリカンではなく、個人個人で渡すのがベターだとか)。
その他、「男性は貴女の予想以上に『笑顔』に弱い」らしいので、女性はもっと自分の笑顔の価値を認識し、うまく利用した方がいいかもしれない。
本書では「そうだったんだ……!」という、かなり意外な男性の本心を理解することができる。一方、「まぁ、男女問わず人間なら誰しもそうだよね」レベルの事柄を、「なぜ、男性はそれを特に重視するのか」を説明してくれているので、かなり参考になった。
仕事に恋愛に、様々なシーンで「賢く振る舞える」女性になろう。それは女性にとっても大きなメリットになるのだから。
文=雨野裾