お掃除シートは床以外にも使える万能ぞうきん。実は知られていない家事の習慣が満載!

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更新日:2018/5/14

『人生が整う 家事の習慣』(本間朝子・藤原千秋・河野真希:監修/西東社)

「私の家事、本当にこれでいいのかな?」と思うことはないだろうか? あるいは「なんだか常に家事に追われている気がする」「私って家事の要領悪いのかな?」「努力が足りないのかも」そんなふうに自分を責めたりすることはないだろうか?

『人生が整う 家事の習慣』(本間朝子・藤原千秋・河野真希:監修/西東社)は、そんな家事のモヤモヤをリセットする1冊。「掃除」「片づけ」「洗濯」「料理」の4つの項目に分かれ、目からウロコの便利な家事テクが書かれている。

 本書から、少ない労力でスマートな家事を実現するテクニックをいくつかピックアップしてみよう。

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■使い捨てお掃除シートは万能ぞうきんになる

 100円ショップなどで売られているドライシートは、なんと床掃除だけでなく万能ぞうきんとして家中で使うことができるという。使い捨てなので、普通のぞうきんと違って洗って干す手間もない。

 そのつど好きな洗剤をスプレーすれば、自家製ウエットシートにもなる。コンロ周りやトイレ掃除に使ってもOKだ。しかも破れていなければ洗って再利用も可能。汚れの軽い場所から順に掃除し、使い切ったら処分ができる優れものだ。

■同時に使う物は1カ所にまとめる

 生活の中で、使うシーンに合わせて「セット」を作ろう。たとえば、「お風呂あがりセット」。いつもバラバラの場所でボディクリームを塗って綿棒を使って…としていては手間がかかる。いつも使うものを箱にまとめておくと便利だ。ひとつになっていることで、そのまま持ち歩くことができる。

■「一度着たけれど、まだ洗わない服置き場」をつくる

「少しだけ着たけどまだ着たい服」「おしゃれ着だから後で洗う」という服は意外とあるものである。つい椅子の上などに脱ぎっぱなしにしてしまうと、どんどん片づかなくなる。

 そんなときはカゴなどを利用して「まだ洗わない服専用の置き場」を決めること。居場所を決めてあげることで散らからないのだ。ごちゃごちゃにならないように、家族一人ひとりの「一時置き場」をつくることがポイントだ。

■メイン+サブの定番コンビを決める

「メインのおかずは思いつくけど、副菜が思いつかない!」といった経験はないだろうか。そんなときは「定番コンビ」を決めておけば、献立に悩む時間が短縮できる。

 たとえば「焼き魚」のときはいつも「おひたし」、「刺身」のときはいつも「肉じゃが」など、固定の組み合わせを決めておくのだ。組み合わせのコツは、メインが手間のかかる料理なら、サブは簡単に作れるものにすることだ。

 いかがだろうか? 家事というものはあくまで生活をしやすくするためのもので、そのせいでヘトヘトになっていては意味がない。家事にはストレスを減らすためのやり方がいくつもある。本書には「家事を見える化する」「家事がしやすいおうちづくり」という章もあり、家事がもっと楽になるヒントが満載。家事で悩んでいる方にぜひ読んでほしい1冊だ。

文=ジョセート