80万円得して200時間ラクできる!? 人気の雑誌「LDK」の節約ワザ&時短ワザ
更新日:2018/7/9
節約して貯金したい。でも苦しい生活はしたくないし、今の生活水準は極力下げたくない。楽しく、今の生活スタイルを変えずに節約する方法はないものか。多くの人がそう思っているはず。そんな人におすすめしたいのが、『LDK 節約バイブル』(晋遊舎)。表紙に書かれている「80万円得して200時間ラクできる!!」という文字が印象的な本書は、商品を実際に使っての比較で定評のある雑誌LDKの節約本だ。
節約、というと、エアコンなどを我慢して水道光熱費を減らしたり、食べたいものを我慢したりと、とにかく「我慢して貯める」というイメージがある。しかしこの本で紹介されているのは、日々の楽しみや快適さを奪わない形での節約。なのに、うまく取り入れれば絶大な効果を発揮してくれるという。80万円と200時間は大きい。いったいどうすれば、そんな節約ができるのか。
例えば、インターネット回線や携帯電話のプラン。これは、変える時に少し勇気がいるかもしれないが、いったん変えてしまえばあとは負担が減るだけ。実際、筆者は今まで携帯電話の通信費が1万5000円くらいだったのだが、格安スマホに変えたことで5000円ほどになった。前のスマホの機種代を月3000円払っているが、それでも半額くらいの料金で済んでいる。部屋の中ではWi-Fiを使うなど徹底すれば、さらに下げられるかもしれない。
また、夏場にエアコンと扇風機を併用したり、こまめに切ったりして節約している、という話をよく聞くが、これも実は間違いらしい。実は、扇風機との併用は余計にお金がかかる。一番いいのは、「自動運転」でつけっぱなしにすることなんだとか。また、冬は暖かい空気が上にいってしまうので、サーキュレーターを併用するか、加湿器の併用がオススメだと書かれている。同じ室温でも、湿度が上がると暖かく感じるそうだ。
税金に関しても、ふるさと納税をうまく活用したり、nanaco払いにしたりすることで節約ができる。nanaco払いにするとポイントがつくというのは知らなかった。ほかにも国がやっている「じぶん年金」や各自治体の支援金など、お得な制度がたくさんある。一つひとつ自分で調べようとすると、ある程度の知識がないと知りようのないことも出てくる。こうやって「節約」という形でまとめてくれているのは、非常にありがたい。
この『LDK 節約バイブル』には、ほかにも掃除や料理、買い物、ファッション、おでかけなど様々なジャンルの節約ワザ、時短ワザが掲載されている。いざ買い換えようとすると思ったより高い……前来たときはもう少し安かったような? なんてことになりがちな家電の価格も、底値になる時期が分かっていればそのタイミングを狙うことができる。本書には、そういったことも分かりやすく紹介されている。
ただ我慢するのではなく、こういったワザや知識を使った節約を心がけていけば、無理なく貯金し、好きなことにお金が回せそう。「節約したいけど、どこから手を付けたらいいか分からない」「節約しているのに、いまいち効果が出ない」という人は、この本で節約ワザを吸収してみては?
文=月乃雫