もしあなたが今、「お金のふやし方を10個挙げてください」と言われたら、10個言えますか？
「会社員として働く」「アルバイトをする」「不用品を売る」…すっと出るのはこの辺りでしょうか？
　日本人は、お金に不安や悩みを持つ人が多い反面、お金について知らない人が多いように感じます。「お金をふやすには働かなければいけない」そこに縛られている人がほとんどです。
　でも今の時代、お金を稼ぐためのチャンスやノウハウはもっとたくさんあります。
　そして驚くことに、そのチャンスはすでにあなたの中にあるのです。その見つけ方について、少しだけお届けしたいと思います。

■自分の中の「価値」を見つけるために

　会社員で働いてお給料をもらうという生活をしていると、それ以外にお金をもらう方法を意外と知らないと思います。
　たとえば何かを作って、アプリやオンラインショップで売る方法、自分の時間を売るアプリもありますし、ブログで商品を紹介して紹介料をもらうアフィリエイトという方法もあります。
　他にも、Facebookやブログで「いいね！」がたくさんつくのなら、セミナーやセッションをするというのも一つの方法です。

　SNSが普及した今の時代は、不用品も人気も、自分の時間も「いいね！」も、全てがお金に変わるのです。
　…と書くと、「私にそんな「価値」はない」と後ろ向きに考える方もいるでしょう。
　でもあなたも必ず「価値」を持っているはずなのです。
　たとえば、ダイエットで10キロ痩せたことがある、誰も知らない留学先でたくさんの友達を作った…など、あなたにとっては何気ない経験のひとつひとつが、他人にとっては「価値」となりえるのです。

　とはいえ、なかなか自分で「価値」を見出すのは容易ではありません。
　そこで、自分の中にどんな「価値」が眠っているのかを知るために有効なのが、「自分史」を書くこと。
　幼い頃から今までを振り返り、夢中になったこと、つまずいたこと、楽しかったこと、つらかったこと…自分の年表を作って、出来事や思い出をなるべく細かく書き出してみましょう。
　すると、忘れていたことを思い出したり「この経験は誰かの役に立つかも？」という「価値」が見つかったりします。

　ただ、自分史を書いていると、つらかったことや悲しかったことも沢山出てくると思います。
　ここで大事なのは、「ネガティブな経験にも価値がある」ということです。
「婚活がうまく行かず苦しんだ」「仕事で泣いてばかりだった」など、辛いどん底を克服したけれど、いま幸せに成功しているとしたら、その克服した体験は同じ悩みを持つ人たちにとって、大きな「価値」を持つのです。

　決して特別な経験でなくても構いません。自分が得意なこと、夢中になったこと、そういうものをひとつひとつ書き出してみましょう。誰にでも必ず「価値」があるはずですから。

■真に裕福な生き方をするために

　自分の「価値」が見つかったなら、それを発信していきましょう。
　普通に生活していると、家族や友人・会社の同僚という小さなコミュニティしかありません。
　それでは、あなたの「価値」がどんなに素晴らしくても、ビジネスには繋がりにくいのが現実です。

　ここで「SNS」の登場です。
　ブログやFacebook、Twitterやインスタグラムなどで、しっかり発信することで、「何十人」ではなく「何百人・何千人・何万人」という規模で、情報を拡散させましょう。
　そこで沢山の人に支持されたり応援されたり、「いいね」がつくようになれば、セミナーやセッションが開催でき、もっと深くあなたの「価値」を伝えることができるようになります。

　こうしてあなたの「価値」を沢山の人に伝えることができたら、きっとお金がふえていくことと思います。
　でも、ここで忘れてはいけないことが一つあります。それは「仲間や社会に貢献する」という意識です。
　ついお金を稼ぐことにばかり考えて、自己犠牲を払ってしまい「こんなに頑張っているのに」「こんなにやっているのに」と言ってしまう。残念ですが、そういう口癖の人は幸せに稼げません。相手に対して「この人の笑顔が見たい」「喜んでほしい」そういう気持ちで伝えることで、幸せに稼げるようになり、人間関係もスムーズになり、努力も結果的に報われます。

「貢献する」その気持ちを忘れずに、お金の次のステージある本当の幸せ、真に裕福な生き方を手に入れましょう！

文＝オカダトモコ