「お金ってそもそも何だろう?」いま一番新しい答えがこの一冊に。『BRUTUS(ブルータス)』最新号

マネー

更新日:2018/7/9

現在発売中の雑誌『BRUTUS(ブルータス)』6月1日号(マガジンハウス)の特集は、「新・お金の、答え。」。

『BRUTUS(ブルータス)』6月1日号(マガジンハウス)

「お金を稼ぐために働いている!」と言い切る人もいるかもしれません。一方で、マネーや貯蓄、投資の話をする機会はほとんどない、という人も少なからずいるでしょう。「お金のことはよくわからない」「人前で話すようなトピックじゃない」いろいろな考えがあると思います。

 しかし、そのような私たちをさて置いて、「お金の世界」は現在めまぐるしい変化の渦中にあります。仮想通貨やビットコインの社会的認知が高まったかと思えば、SFのようなキャッシュレス(電子決済)のコンビニも実現がぐっと間近に迫りつつあります。
 直近の見通しがないまま5年後、10年後の私たちの暮らしを想い描くことは難しいかもしれません。ならば、未来の生活が少しでも良い方向へ進むことを期待しながら、日々の生活とは切っても切れない「お金」のことを考えてみませんか。本誌は特集の冒頭でこう提案しています。

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みんなで一緒に考えて、話をしましょう。
「お金」はよくわからないからこそ、とても面白い存在なのです。

 知らないことを知るのは面白い。新しく知ったことを誰かに教えてあげることもきっと楽しい。お金について詳しい人もそうでない人も、本書を読めば何かきっと新しい情報や未来の見通しを得られるはずです。

■お金という概念がなくなるという大胆な未来予測。その真意は?

 お金に関わるサービスをデザインしてきたクリエイティブディレクターの伊藤直樹氏と、お金がなくなる未来についての著書(『新しい時代のお金の教科書』(筑摩書房)のレビュー記事は【こちら】を持つ思想家・山口揚平氏との対談では、テクノロジーの発達によってどんどん変わっていく「お金」の形について大胆な未来予測を展開します。

 世界中どこにでもある「お金」という便利な道具は、人類最大の発明品。ですが、仮想通貨やキャッシュレス決済のように、「見えないお金」の出番が増えていく先には、やがて「お金」そのものの概念が消えてしまう未来がやってくるという斬新な推論について意見を交わします。一見突拍子もないこの思想の背景には、これまで人類とお金がたどってきた経済の歴史や世界情勢の潮流によって理論的に裏付けられており、AI(人工知能技術)など科学技術の急激な進歩とも相まって、不思議ととても説得力があります。

 

■みんなは「お金」とどう付き合ってる? いろんな人にいろんなことを聞いてみた

 その他にも本書では、著名人に「お金が●●円あったら何に使う?」と尋ねてまわった調査や、物々交換から貨幣へと「価値の交換手段」がシフトしてきた古代から現代まで進化してきたお金や資産の歴史を、年表やチャートでとてもわかりやすく説明してくれるコーナー、またお金にまつわる様々な絵本や落語を紹介する記事もぎゅっと満載。お金の“過去・現在・未来”がこの一冊で見渡せる、賢くなりたい人(そしてもしかしたらこっそりお金持ちになりたい人)のための保存版です。

 この特集を読めば、「人前でお金の話をするなんてゲスい」とはもうきっと思わないはず!