『マツコの知らない世界』で話題!「板橋しっとりチャーハン」提唱の大衆食&町歩きマニアによるディープな東京探訪記
公開日:2018/5/26
東京辺境を巡りながらその土地に根付く飲食店を記録した、『東京「裏町メシ屋」探訪記』が2018年5月9日(水)に発売された。
TV番組「マツコの知らない世界」で話題となった、“板橋しっとりチャーハン”の提唱者である刈部山本が初めて書籍本を手掛ける。刈部は大衆食&町歩きマニアとして、ブログやミニコミを展開。同番組でマツコ・デラックスに絶賛されたことが、その存在を世間に広めるきっかけとなった。その他にも情報誌やウェブサイトへのコラム執筆、メディア出演など活動範囲は幅広い。
話題となった板橋のほかにも、路地裏、ガード下、廃線跡、旧赤線、団地、ロードサイドなどの東京辺境を紹介。町の生活に根ざした文化の痕跡を路地裏から見て、メシ屋を探す。そこにある店での食事は、観光では味わえないその土地ならではの空気を感じることができるという。そんな空気を味わいに、刈部は明治から現在までの変遷を辿っていく。町の裏側とその土地に根ざしたメシ屋が満載の1冊だ。
今までとは違う目線で東京を楽しみたい人は、ぜひ同書を手にとってほしい。
<目次>
第1章 板橋しっとりチャーハン ~板橋を見れば東京大衆食の近代史が分かる!?
第2章 明治からのレンガを追う ~銀座・日本橋・神田、路地裏の穴場老舗が見えてくる
第3章 関東大震災からの復興 ~上野東側の裏路地に見る和洋定食・男子メシ紀行
第4章 多摩湖から玉川上水を巡る ~近代水道の発展から、郊外の地グルメに会う
第5章 戦争への足音が響いた町 ~板橋から北区へと広がった軍用地は今!?
第6章 戦中から戦後へ ~空襲からドヤ、ちょんの間と経た横浜ストーリー
第7章 赤線のあった頃 ~吉原・向島・鳩の街・玉ノ井ラビリンス
第8章 物流が町を変える ~貨物船から臨海部へ、葛飾・江東・品川の旅
第9章 東京の拡張・郊外の変革 ~モータリゼーションが起こしたロードサイド文化、足立
刈部山本(かりべ・やまもと)
1975年生まれ。埼玉県出身。大衆食や町歩きのブログ&ミニコミライター。13年間お一人様珈琲店「結構人ミルクホール」を自営するかたわら、町の風景の記録や研究、その町ならではの飲食店でのインプレッションをブログやミニコミ同人誌「デウスエクスマキな食堂」シリーズでまとめている。ほかにも、情報誌やウェブサイトへのコラム執筆、メディア出演など活動は多岐にわたる。興味の対象は、戦跡・廃墟・廃線・近代建築・赤線跡・団地・工場・郊外観察から酒場・大衆中華・食堂・喫茶・ギャンブル場メシ・駄菓子もんじゃなど。
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