ランニング後の「膝痛」を改善するには“ふくらはぎのストレッチ”を! ランナーなら知っておきたい、痛みと悩みの最速解決法

生活実用

更新日:2018/7/9

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『ランニングの成功法則』
(木村誠/主婦の友社)

 全国39都道府県1000人以上の臨床データに基づき、すべてのランナーが痛みや悩みなくランニングを最高に楽しむための原理原則と具体的な行動方法について記した『ランニングの成功法則』(木村誠/主婦の友社)が発売された。

■ランナーが抱える痛みNo.1は「膝痛」「ランナー膝」

 全国39都道府県から悩みを抱える患者が来院する「RUNART足の治療院―駒沢公園―」では、膝の外側が痛む「ランナー膝(腸脛靭帯炎)※」を発症されている患者が全体の23.6%と最も多く、全体の約42%の患者が「膝の痛み」を抱えて訪れたそう。
※主に膝の外側がランニング中や、ランニング後に痛くなる症状

 また、痛みを抱える部位ランキング3位まで「膝」が独占することに。

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1位:膝外側23.6%
2位:膝内側10.4%
3位:膝全体8.5%
4位:足底7.1%
5位:足首5.5%
6位:アキレス腱5.3%
7位:5.2%

■ランナーが抱える膝痛問題の解決策

 ランナーが膝痛を引き起こす主たる原因は「ランニング時に膝が内側に入ること(ニーイン)」。「ニーイン」の原因としては「足部の過回内(オーバープロネーション)」「臀筋群(おしりの筋肉)の弱化」「足首(ふくらはぎ)の硬さ」が考えられる。

 また、「RUNART足の治療院―駒沢公園―」では来院患者の9割以上が「ふくらはぎが硬い」こともわかっており、自分で気軽に行える対策が「ふくらはぎのストレッチ」だ。

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「ふくらはぎのストレッチ」 書籍『ランニングの成功法則』より

『ランニングの成功法則』では、足首の硬さを解消する「ふくらはぎのストレッチ」のほか、足部の過回内(オーバープロネーション)」を防ぐためシューズとインソールの選び方、「臀筋群(おしりの筋肉)の弱化」対策のための「いつでも、どこでも、誰でもデキる」トレーニング方法などをわかりやすく解説している。

【著者プロフィール】
木村 誠(きむらまこと)

1986年生まれ。株式会社ランナート代表取締役。ランナーサポートブランドRUNART代表。
全国39都道府県7ヵ国から痛みに悩むランナーが集結するRUNART足の治療院―駒沢公園―を運営する。オープンから2年間で1000名超が来院、のべ5000名以上の目標達成をサポートしている。根本原因を深く掘り下げわかりやすく伝える指導スタイルはビギナーランナーより絶大な支持を得ており、配信するYouTube動画は100万回超の総再生回数を記録。ランニング業界初のオンラインサロンマラソン大学では学長を務める。“日本に足科を”をビジョンに掲げるあしか協会を医療・フィットネスの専門家チームと共同設立し足に悩むひとをゼロに近づけるために業界を横断し活動している。自身は陸上競技未経験ながらラン歴3年半でフルマラソン2時間台、砂漠250kmマラソン走破を果たす。