かわいい女の子に萌える! 笑える萌え系ギャグマンガまとめ
更新日:2018/9/10
「仕事終わりで本を読む元気もない…」「勉強の合間に脳をリフレッシュさせたい…」そんなお疲れ気味のあなた! 一旦むずかしいことを考えるのはやめて、かわいい女の子たちがいっぱいの、萌え系マンガの世界に飛び立ってみてはどうだろう。今回は、そんな癒されること間違いなしの、そしてクスッと笑える萌え系ギャグマンガを5つ厳選した。
- このまとめ記事の目次
- ・ひだまりスケッチ
- ・NEW GAME!
- ・じょしらく
- ・干物妹(ひもうと)! うまるちゃん
- ・あそびあそばせ
■4度もアニメ化された萌え系マンガの金字塔!
まずは定番、『ひだまりスケッチ』(蒼樹うめ/芳文社)だ。萌え系マンガのアニメでTVシリーズが4期も放送されているというだけで、その人気ぶりは推しはかれるというもの。作者は、「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクターデザインなどでも知られる蒼樹うめ氏だ。独特なゆるい雰囲気を持つキャラクターたちに癒されてほしい。
やまぶき高校美術科に入学したゆのは、実家から離れて学校の近くにある「ひだまり荘」で暮らすことになった。新しい環境に戸惑いながらも、いつも腹ペコで元気な同級生・宮子や、頼れる先輩たちとの出会いを通して、夢に向かって少しずつ成長していく。彼女たちの何気ない日常がメインの作品だが、長い連載のなかで月日が着実に進んでいくため、お世話になった先輩たちの卒業回は涙なしには読めない。美術科が舞台なので、絵に興味のある人には特におすすめ。
■ネットでよく聞く「今日も一日がんばるぞい」の元ネタマンガ!
『NEW GAME!』(得能正太郎/芳文社)は、主人公の「今日も一日がんばるぞい」という台詞が流行したことから人気に火が付き、現在2期までアニメ化されているお仕事4コマ。
高校を卒業した主人公・涼風青葉は、憧れのゲーム会社・イーグルジャンプに就職する。そこには、昔青葉が大好きだったゲームを作った先輩・八神コウがいるのだが、入社後初めて見た彼女は、パンツ丸出しで自分のデスクの下で眠っていて…。キャラデザ、プログラミング、プロデューサーなど、さまざまな立場のかわいい女の子たちと協力しながら、新しいゲームを作るために奮闘するお仕事コメディ。新しいことにチャレンジしている人なら、青葉のがんばりに共感できるかもしれない。
■落語マンガなのに寄席のシーンは一切なし! 楽屋でおしゃべりするだけ!
『じょしらく』(久米田康治:原作、ヤス:漫画/講談社)は、『さよなら絶望先生』(講談社)の久米田康治氏と、『とらドラ!(電撃文庫)』(竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス)などで知られるイラストレーター・ヤス氏がタッグを組んだガールズ落語漫画。
出番が終わった女子落語家たちが、楽屋でゆるゆる女子トークをするだけ…というマンガ、だった。第1話は「犬派? 猫派?」などの本当にあたりさわりのない話題から始まり、だんだんと久米田氏お得意のパロディや政治ネタなどが増えていき、誰から怒られるかわからない“攻めのマンガ”へと変貌していく。「萌え系マンガの中にも、ちょっと刺激的な笑いが欲しい!」という人におすすめだ。全6巻。
■どこに出しても恥ずかしくない自慢の妹、でも家に帰ると…。
続いては、『干物妹(ひもうと)! うまるちゃん』(サンカクヘッド/集英社)。先日続編の『干物妹!うまるちゃんG』も完結し、めでたく大団円となった。
妹の「うまる」は、道を歩けば誰もが振り返る美少女で、勉強もスポーツもできる完璧な女子高生。しかし、そんなうまるには、学校で知られてはいけない「ある秘密」があった。実は彼女、家に帰ると、ゴロゴロしながらアニメを見て、ポテチやコーラをむさぼる“干物妹(ひもうと)”に豹変してしまうのだ。『うまるちゃん』は、そんな干物妹・うまると、なにかと彼女を甘やかしてしまう社会人の兄が織りなすホームコメディ。「こんな妹が欲しかった!」と思えるかどうかは保証できないが、至福の時間を過ごすうまるや、兄妹の絆にはほっこりさせられるはずだ。
■この表紙で実はシュールギャグ…!?
最後は「表紙詐欺だ!」と話題の『あそびあそばせ』(涼川りん/白泉社)。読み終えた後、表紙を確認してつい「こんな人いたっけ…?」と思ってしまうほど、中身はおふざけが過ぎる顔芸マンガだ。
日本の「あそび」が大好きな転校生のオリヴィアと、彼女の世話を任された華子、そしてオリヴィアから英語を習いたい香純。そんな3人が通称「あそ研」を結成し、けん玉、オセロ、羽子板などさまざまな「あそび」を全力で楽しむ。性格はお世辞にも良いとは言えず、美少女なのに顔芸ばかりしている3人だが、不思議と愛せてしまう魅力がある…。「普通の萌え系マンガじゃ満足できない! もっと笑いがほしい!」というあなたにおすすめだ。
気になる作品はあっただろうか。悪意の存在しない優しい日常マンガから、狂気あふれる顔芸マンガまで、幅広く「萌え」と「ギャグ」のある作品を取り上げてみたつもりだ。忙しい日常のお供に、かわいい女の子たちをカバンに忍ばせてみてはいかがだろう。
文=中川 凌