【6月16日は和菓子の日】父の日にもぴったり! 親子で作れる“簡単デコ和菓子”
公開日:2018/6/16
平安時代に16種類のお菓子や餅をお供えし、厄払いと健康を神様に祈ったことから、毎年6月16日は和菓子の日と呼ばれるようになった。そんな和菓子の日に、ぜひとも読んでみてほしいのが『電子レンジで簡単! 笑顔こぼれるデコ和菓子』(鳥居満智栄/淡交社)である。本書には、“かわいい”に特化した新感覚の和菓子レシピが多数掲載されており、不器用さんでも本格的な和菓子が製作できるようになっている。
SNSが普及している近年は、写真映えする食が人気を集めており、キャラ弁やデコ巻き寿司、アイシングクッキーなどが注目を浴びている。そこで、創作和菓子研究家の鳥居氏が考案したのが、見た目も味も楽しめるデコ和菓子だ。
デコ和菓子と聞くと、「作るのに手間がかかるのでは…?」と思ってしまう方もいるかもしれない。しかし、本書で紹介されているものはどれも、身近にある道具を使いながら、レンジで製作できるのがポイントだ。花や動物、和物などといった一見、難しそうに見える形も、ねりきり生地を使えば粘土細工感覚で作れるため、親子で創作を楽しむこともできる。
また、鳥居氏が提案する和菓子はただかわいくておいしいだけでなく、体にも優しいのが特徴だ。和菓子は洋菓子よりもカロリーが低いため、ダイエット中の女性も食べやすいだろう。
かわいいがたくさんつまったデコ和菓子は自分用としてだけでなく、プレゼント用にもぴったりだ。6月は父の日というビッグイベントもあるので、普段の感謝を込めて、母と子で手作りしたデコ和菓子を贈ってみるのもよいかもしれない。
文=古川諭香
鳥居 満智栄(とりい まちえ)
創作和菓子研究家、「アンネルネマチエル」主宰。和でも洋でもなく可愛くてアイデアに富みデザインセンスもよく、今までにない簡単で新しい和菓子を提案。老舗和菓子屋とのコラボや、企業イベントなどの体験レッスン、広告などの撮影用和菓子製作を行い、ジャンルを超えて活動の輪を広げ活動中。著書に『恋する和菓子』(じゃこめてい出版)、『電子レンジで手軽にカンタン おうちで作る和菓子レシピ12 か月』『電子レンジで簡単! 季節を遊ぶねりきり和菓子』(淡交社)など。