『Back Street Girls―ゴクドルズ―』衝撃の3シーン! 痔に悩むアイドル、かわいい顔に隠された元ヤクザの悲哀…
更新日:2018/7/2
自分の大好きな美少女アイドルが“ヤクザのおっさん”だとしても、みなさんは応援しつづけることができますか?
何をいっているのかわからない人もいるかもしれませんが、7月から放送がはじまるアニメ『Back Street Girls~ゴクドルズ~』(TOKYO MXほか)には、先述のファンタジー設定そのままのアイドル「ゴクドルズ」が登場します。
原作は『ヤングマガジン』(講談社)で大人気連載中の同名漫画作品。あらすじをざっと紹介すると、犬金組に所属するヤクザ、山本健太郎、立花リョウ、杉原和彦の3人は「指一本二本で済むもんじゃない」レベルのドジを踏んでしまい、その落とし前として組長が「アイドルデビュー」を言い渡します。
翌日にはタイに飛び、性転換と全身整形手術を受けて地獄の訓練を重ねた彼らが、裏路地アイドルとして売れちゃったよ、オイ! という、新感覚アイドル渡世コメディです。
アニメ化を記念して『Back Street Girls~ゴクドルズ~』の作中に登場する、魅力的な衝撃シーンの数々をご紹介します。
■「めっちゃうんこしたいわ」(第2巻)
オールバックでダンディな武闘派の立花リョウは、現在、ゴクドルズの“クールなお姉様ポジ”のマリちゃんとして活躍しています。ステージでは、完璧なアイドルに徹するも、裏ではどうしても素(おっさん)が出てしまうもの。
ゴクドルズのマネージャー・マンダリン木下とマリが合宿部屋で2人きりになった際には、かわいい顔でついつい本音を漏らしてしまいます。
「あー うんこしたいわ あ~もう‥めっちゃうんこしたいわ」
「もうね 便秘プラスいぼ痔で肛門がボロボロっすわー 酒飲むとうんこが軟らかくなって出す時 痛くないからいいけど‥ やっぱ飲むと結果的にはいぼ痔がひどくなるんですよねー ジレンマですわー」
これまで数々のアイドルを育ててきた敏腕マネージャー・木下のデータにはない、美少女(に見える)マリの発言。彼の衝撃は計り知れないものでしょう。ちなみに、マリの肛門は、今後さらに悲惨なことになります。
■ゴクドルズヲタが強烈(第1巻・第7巻)
ゴクドルズも、世のアイドルと同じように新曲が出れば握手会を開催します。握手をするために並ぶファンに対して、ゴクドルズが心の中でつく悪態がキツい。
ファン「へへっ♥ マリちゃん~ 私がマリちゃんの事をどんだけ好きか君はわからないよ 悲しいよ」
マリ(心の声)「はぁ?」
ファン「こういう所って変な奴多いからねー でも私が守ってあげるからねー」
マリ「本当に~? ありがと~!(お前に守られるくらいなら死ぬわ!! てか握手会マジ面倒くせーな!! これ一々対応しなきゃいけねーのか!? 何か手ベタベタする奴もいるしー!! 絶対チンポ触って来てるやん!!」
マリが元オトコだからそう思うのか、それともアイドルのみなさんも少なからずそう感じているのか……真相はわかりませんが、なんだかツラい。
ときには、CD1000枚以上お買い求めのファン限定の「5分個人面談」なるエグいイベントも催されます。1000枚もCDを買うほど熱狂的なファンなので、彼らのキャラクターも強烈。一番人気のチカ(元パンチパーマの髭面ヤクザ)の前にも、特殊な性癖を持つファンが現れました。
ファン「チカちゃん‥ これ‥持ってきたよ」
(白いブリーフを机上に出す)
チカ「……何ですかこれ‥」
ファン「僕のパンツだよ 勝負パンツだよ」
チカ「…………………………」
ファン「あーあ!! 違う違う!! もちろん貰ってくれとか嗅いでくれなんて言わないよ!? 僕そんなにひどい奴じゃないから!! 何も喋らなくていいから! ただ5分間これをジーッと見ていてくれ!」
5分間、チカはファンの勝負パンツを見つめつづけました。チカいわく「新しいタイプの地獄」とのことです。
■ヤクザの心を忘れない(第5巻)
屋上で麦焼酎を楽しむマリとチカ。「屋上での酒は最高っすよね!」と、男丸出しで飲んだくれていたときの一幕です。
チカ「ちょっと小便して行きます。我慢できないっすわ」
(しゃがみ込むチカ)
マリ「おい!! 何やってんだよ テメェこのヤロー!!」
チカ「はいっ!? なっ何がですか!?」
マリ「どこのヤクザがウンコ座りで小便すんだよ!! 殺すぞ!!」
チカ「す すいません!!」
その後、ビルの屋上で立ちションを試みる2人。こちらのシーンは、全編とってもかわいいアイドル顔で描かれているので、ぜひ本編でご確認ください。
同作の衝撃シーンも見どころですが、ゴクドルズが歌う曲も「恋のサカズキ♪」「仁義なき恋」「愛の懲役」など、極道の世界をほのかに感じる楽曲ばかり。アニメではどんな曲に仕上がっているのか、ゴクドルズのファンとしては期待せずにはいられません。
アニメの前に原作を予習しておくと、画面の中で全力で動く彼らの悲哀をより感じられるはず……。
文=フクロウたろう