“ほめて伸ばす”だけじゃダメ!? 10歳以降にぐんと飛躍する子どもの伸ばし方
公開日:2018/6/27
子どもの学力を飛躍させる方法を紹介した、『合格する子どものすごい伸ばし方』が2018年6月18日(月)に発売された。
10歳前後になる子どもを持つ家庭には、学力の悩みがつきもの。「上の子と下の子でタイプが違う」「評判の塾に入れているけれど、うちの子だけ合わないのはなぜ?」「“ほめて育てなさい”と言われるからほめているけど、ちっとも成績が伸びない」など、思い当たる人も多いはず。
学習への取り組み姿勢は、子どもによってタイプがある。そのため学力の差が見え始める10歳前後からは、タイプによって関わり方を変えることが必要だ。子どものタイプに合った関わり方ができている家庭では、10歳以降に信じられないくらい学力が伸びていく。一方でタイプに合わない関わり方をしている家庭では、徐々に学力が落ちてしまう。では、どのようなタイプがあるのか? 学習への取り組み姿勢は、以下の4つに分類される。
・一点集中タイプ
・コツコツタイプ
・お調子ものタイプ
・のんびりマイペースタイプ
親が関わったほうがいい度合いや子どもが“ヤル気”になるスイッチは、タイプによって違う。例えば「ほめて伸ばす」方法は、「お調子者タイプ」にはあてはまらないことが多い。他にも「一点集中タイプ」は、部屋が散らかっていても軽い注意にとどめたほうが良かったりする。
同書はそれぞれのタイプにぴったりの「親の関わり」や「声のかけ方」「勉強習慣のつけ方」などを豊富なイラストとともに紹介していく。さらに、「大学入試改革の波にのる力のつけ方」も掲載。2020年度から始まる大学入試の傾向などを細かく分析し、効果的な学び方について科目ごとにわかりやすく解説されている。中学受験を目指す家庭も、子どもの能力を最大限伸ばしてあげたいという保護者も、大いに役立つ1冊になるだろう。
<こんな人におススメ>
・「うちの子、受験大丈夫かな」と不安に思っている
・大学入試改革で求められる力を知りたい
・「ほめるだけでは伸びないなぁ…」と感じている
・きょうだいのタイプが違う
・子どものタイプに合った伸ばし方を知りたい
・うまくいった子どもたちの事例を知りたい
・一生モノの学力をつけたい
・共働きの忙しい家庭
<もくじ>
プロローグ あなたの子は何タイプ?
第1章 4タイプのシーン別それぞれの伸ばし方
第2章 タイプ別・ケース別子どもがぐんと伸びる言葉がけ
第3章 各タイプの成功&失敗エピソード
第4章 これからの時代に必要な力 家庭でできること
第5章 大学入試改革に勝つために必要な勉強
松本亘正(まつもと・ひろまさ)
中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表。ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校し、運営会社の代表に就任。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底。開成、麻布、駒場東邦、桜蔭、女子学院、武蔵、筑波大附属駒場、慶応中等部、早稲田実業、渋谷教育学園渋谷、栄光学園、聖光学院、浅野、ラ・サールなど、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2,200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の合格率を誇る。中学受験だけでなく、高校・大学受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。プレジデントオンラインでの連載のほか、家庭教師のトライの映像授業「Try IT」の社会科を担当。高校受験生からの支持も厚い。著書に『合格する親子のすごい勉強』、『中学入試カリスマ先生の合格授業 日本の歴史』がある。
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