実は、生の素材よりも水煮缶のほうが栄養価が高い!? 今話題の水煮缶がもたらす健康効果って?
公開日:2018/6/24
様々な健康改善が期待できる水煮缶の活用レシピを紹介した、『高血圧・高血糖・コレステロール・肥満 食べて改善! 水煮缶で健康になる!』が2018年6月7日(木)に発売された。
最近メディアで話題の「水煮缶」は、食べるだけで健康に近づく栄養満点な食材。例えば“サバ缶”には痩せるホルモンを分泌させる効果があり、“トマト缶”には体の免疫力アップと美肌効果が期待できる。
さらに水煮缶は、生の食材よりも素材の栄養が豊富。理由は、栄養価の高い旬の時期に獲れたものを加工しているため。サバ缶であれば血液をサラサラにして中性脂肪を減らす効果のあるDHA・EPAが、1年中たっぷり摂取できる。他にも免疫力を高めるアスタキサンチンがたっぷりの「サケ缶」、コレステロールを低下させるタウリンなどが多く含まれる「あさりの水煮缶」など、食材によって栄養素は様々。加えて「年中100円から買える」「長期保存が可能」「下ごしらえ不要」と、いいことだらけの水煮缶を料理に活用しない手はない。
そんな栄養満点でコスパ最強の水煮缶レシピを、家庭料理のカリスマとして有名な料理研究家・奥薗壽子が教えてくれる。さらに、水煮缶の栄養+αの効果を狙った食べ合わせレシピも考案。「ちょっと体脂肪が気になる」「血圧が下がらない」「お腹の調子が悪いかも」などの悩みが、おいしい水煮缶レシピで解決できるかもしれない。
水煮缶を調理する時の大事なポイントは、「煮汁」と「加熱時間」の2つ。煮汁には栄養素と旨みが溶け出しているため、そのまま捨ててしまうのは非常にもったいない。また水煮缶はすでに加熱調理されているため、素材によっては加熱しすぎて身がパサついてしまうことも。同書のレシピは、全て煮汁までフル活用。素材がベストの状態になる調理時間も考慮されているので、より高い栄養素とおいしさを得られるはず。
簡単に作れて栄養価バッチリの「水煮缶」を活用して、健康生活を目指してはいかが?
奥薗壽子
要らない手間を省いた簡単、美味しい、体にやさしい家庭料理を提唱。ずぼらと称しつつも素材や旨みを活かし、野菜や乾物を上手に使う家庭料理のカリスマとして絶大な信頼を得ている。その簡単で質の高い健康レシピは、医学関係者からも高く評価され、日々の家庭料理が健康を支える大切さを発信している。
小田原雅人
東京大学医学部卒業後、同大学助手、筑波大学臨床医学系内科、英国オックスフォード大学医学部講師などを経て、現職。専門は糖尿病、動脈硬化、脂質異常症など。テレビ番組や雑誌などのメディアでも活躍中。
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