ねずみ男もドン引き!? 人間のゲス発言に視聴者「妖怪よりたちが悪い」【アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」13話】

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公開日:2018/6/30

 2018年6月24日(日)に、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第13話が放送された。今回はねずみ男のビジネスを横取りし、金に目をくらませた人間たちが「妖怪よりよっぽど怖いな…」と話題になっている。

 この日の放送では、ねずみ男が格安ダイヤモンドを販売する商売を開始。ダイヤモンドを買いに来た客に対して、感謝の気持ちを込めて原石掘り放題ツアーを敢行することに。連れてこられた怪しげな洞窟には原石が無く、客はねずみ男へ怒りをぶつける。すると「ダイヤの原石はみなさんですよ!」と言うと、ねずみ男と手を組んでいた輪入道が登場。怪しげな術で人間をダイヤに変えて魂を吸い取ってしまった。

 ねずみ男が格安ダイヤモンドを安く売ったことに、同業者の魔の手が忍び寄る。誘拐されて無理やり洞窟へと連れていかれるねずみ男。しかし輪入道の力でダイヤモンドが作られていると知った同業者は、ねずみ男を脅して手を組むように仕向ける。

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 全世界にダイヤモンドを流通させるという同業者に、さすがのねずみ男も「そんなに多くのダイヤを生み出せるほどのツアー客を集めるのは流石に無理かと」と反論。だが同業者は「鉱山で働かせてる炭鉱夫に、貧民街で両親に売られた子供、あちこちの内戦から逃れてきた難民たち」「原料になる人間なんぞ、世界中腐るほどいる」「原石を採掘するより、そいつらをコンテナに詰め込んでこの国に運んできたほうがよほど安い原価でダイヤモンドが手に入る」と、ねずみ男すら引くような発言を連発していた。

 えげつない発言をする人間に対して、視聴者からは「欲にまみれた人間ほど怖いものは無いな」「一番恐ろしいのは人間なんだと思い知らされた」「人間の方が妖怪よりたちが悪い」「人間の悪意に妖怪が霞むわ」「人間社会の闇が辛辣に描かれてるな」といった反響が起こっている。

 最後は鬼太郎の手によって輪入道は倒され、ダイヤにされた人間は元通りに。全員助かりハッピーエンドではあったが、視聴者の心には深く刻まれたようだ。

■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/