美女ナンパの達人が綴るガチンコルポ。「出会い系」は本当に出会えるのか!?

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公開日:2018/7/1

『実録!美女ナンパ突撃ルポ やってみたらこうだった ネットナンパ編』(所沢ショーイチ/宝島社)

 驚くほどの情熱で、常にあの手この手で女性を求めさまよっている男がいる。なぜだろうか? やはり一番多い動機は、「ヤりたい」だろう。身も蓋もないけれど。そこで多くの男が考えるのが「出会い系」サイトやアプリの利用ではないだろうか。

 こういう話題になると、「出会い系は“サクラ”ばかりだから、いい子に出会えるわけがないのでは?」という疑問も必ずといっていいほど出る。そこで参考にしたい書籍が『実録!美女ナンパ突撃ルポ やってみたらこうだった ネットナンパ編』(所沢ショーイチ/宝島社)という1冊だ。

“こんな俺でも素人の女性と会ってヤれるんだ!”この喜びをひとりでも多くの人に知ってもらいたいという著者が、これまでの出会い系サイトでの体験を綴った本書。忘れられない成功体験から、全然好みではない女性に大金を巻き上げられたといった失敗まで、著者のネトナン(ネットナンパ)人生の体験ルポがすべて包み隠さず明かされる。

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■三十路のエロすぎるVシネ女優に喰われる!!

 出会い系サイトやアプリで会える、サクラ(なりすましのデリヘル業者などが多いらしい)以外の女性のうち、8割以上のユーザーは金銭の授受などの条件を前提としたやり取り、つまり援助交際目的なのだとか。しかし、中にはお金目的ではなく純粋にエッチを楽しむために利用しているスケベさんも存在するのだという。

 そんなスケベさん「S子」の書き込みを発見。すぐに返信し、S子と合流した著者は鶯谷のホテルへ…。

瓜実顔で白い肌そしてまっすぐに伸びた黒髪のS子は、着物と日本髪がよく似合いそうな大和撫子って感じ。女優という肩書のおかげもあり、筆者は近年稀に見るほどに燃えまくった。エッチが始まると肉食系の痴女に変身したS子。浴槽で1発、ベッドで2発。わずか3時間ほどの逢瀬だったが、筆者の肉体はS子に蹂躙されまくった。

(本書79ページ)

 S子とはその後も月1ペースで逢瀬を重ねているという著者。多くの男が羨むような関係を彼が手に入れたのも、ネトナンのおかげだ。

■“元レースクイーン”という旧い肩書を売りにする女

 著者があまり芳しくない思い出として挙げているのが、元レースクイーンとの逢瀬。ホ別3(ホテル代別+3万円での援助交際という符号らしい)という高めの条件だが、元レースクイーンという肩書に惹かれて会うことにしたのだとか。

 体形はスレンダーだったものの、肌はザラついて固く、顔も幸薄い感じ。そしてキスは嫌だのフェラはゴム付きでだのと注文が多く、まったく盛り上がらなかったのだとか。おそらく、その肩書をアピールするだけで男が寄って来るので高飛車になっているのだろう。

 インターネットを通じて異性との出会いを経験したことのある人は、以前より格段に増えているように感じる。最近では若い女性に向けて“純潔さ”をアピールし、女性ユーザーの増加を目指すようなマッチングアプリの広告を目にする機会も増えた。つまり、「すぐそこにいるような女性」ともネットで自然に接触することが以前より容易になったのだ。

 そうは言っても、ネットナンパは想像以上にタフな世界。それにめげずに継続的に頑張っていたら、それなりの成果も挙げられるようだ。ただただ出会いを増やしたいと期待する男性にとって、本書は有益な参考書となることだろう。

 また女性がナンパ指南本を手に取る機会はほとんどないかもしれないが、本書を眺めれば、「いわゆる“ヤリ目”の男の生態」や「彼らから見た女性像」が生々しく分かることだろう。そういった関心がある女性には、おすすめの1冊だ。

文=K(稲)