ついにツナ缶超え!空前のブーム「さば缶」で、やせ体質を手に入れるレシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2018/6/30

『やせるホルモンGLP‐1が効く!さば缶ダイエット』(白澤卓二、黒川勇人、落合敏/主婦の友社)

 去年の終わりごろからじわじわきていた「さば缶」が、今年に入って爆発的に売れ出し、今やスーパーにはいろいろな種類のさば缶が並ぶほど、空前のブーム到来中です。その結果、ついにはあのツナ缶の生産量を大きく上回ることに。このブームの要因となったのが、「さば缶を食べると、やせるホルモン『GLP‐1』がアップして、やせ体質になる」という効果からで、そんな効果に注目した『やせるホルモンGLP‐1が効く!さば缶ダイエット』(主婦の友社)も発売されました。

 ここでは実際に、毎夕食1缶食べて3か月で8㎏やせたという話もあり、毎日おいしく続けるためのレシピが満載です。そこで、今回はこの中からさば缶を使った3品を実際に作ってみました。

1、さば缶×玉ねぎで生活習慣病予防に!「さば玉 ポン酢+ごま油」(P.13)

 水けをきったさば缶を器に盛り、玉ねぎと青じそをのせる。最後に上からポン酢とごま油をまぜ合わせたものをかければ完成。

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 1品目は、さば缶に材料をのせていくだけの、超簡単スピードレシピです。実は今回のような、やせるホルモンを分泌するさば缶と、血液サラサラ効果がある玉ねぎとの組み合わせが、肥満と血管に効くものとして、注目されています。また、薄くスライスした玉ねぎが、青背の魚独特のにおいを抑える作用もあるので、まさに一石三鳥!食べてみると、玉ねぎだけでなく、ごま油の豊かな香りもさばのくさみを緩和し、ポン酢の酸味がさっぱり感を与えてくれます。材料を盛り付けるだけなので、5分もかからず、手軽に作れるおつまみとしても使えます。

2、すっぱさが食欲そそる「さばの梅あえ」(P.30)

 細かくたたいた梅干し、しょうゆ、みりんをボウルに入れてまぜ合わせ、ここにさっとゆでたわかめ、乱切りにしたきゅうり、貝割れ菜、水きりしたさば缶を加え、あえれば完成。

 2品目も、たれさえ作ってしまえば、あとはあえるだけの簡単レシピです。一見、材料だけを見ると不思議な組み合わせですが、すべてをあえてみると、梅干しの酸味が全体の味を引き締め、これにきゅうりの食感が合わさって、クセになる一品でした。キンキンに冷やして食べると、これまた冷たいビールのおつまみにもぴったりです。

3、おいしすぎて食べ過ぎ注意!「さば缶のごまだれぶっかけそうめん」(P.55)

 器に、ゆでて氷水で冷やしたそうめん、缶汁をきったさば缶、せん切りしたきゅうり、みょうが、半分に切ったミニトマトを盛り、上からごまをふってごまだれをかければ完成。

 3品目は、暑い夏にぴったりなそうめんレシピ。さば缶とめんというと、意外な組み合わせのように思えますが、実はシンプルなめんだからこそ、さばのコクが活きてくるんだとか。また、そこにごまだれのコクも加わって、ひと口食べるとどんどん箸が進んで、逆に食べ過ぎ注意です。きゅうりやみょうがのシャキシャキした食感もいいアクセントに。そうめんのレパートリーがなさすぎて、いつものそうめんに飽きてしまった人にもぜひ試してほしい、ひと味違うそうめんです。

 今回紹介したレシピ以外にも、さば缶でサラダを作ったり、メインおかずにしたりと、幅広いバリエーションのレシピを紹介しているので、頻繁に食べても食べ飽きることがありません。

大注目の「さば缶」を使わない手はない!

 かつての缶詰のイメージというと、生臭い、保存料などいろいろ化学的なものが入っていて体に悪そうといったネガティブなイメージがあったと思いますが、最近では加工技術も進化し、においもさほど気にならず、缶ごと高温加熱するので保存料は入っていなかったりと、実はとっても使いやすい存在になっています。そして、何より、缶詰のふたを開けてそのまま食べるもよし、ちょっと他の材料とあえるだけで立派な料理になるので、もう使わない手はありません。皆さんもこのブームに乗っかって、「さば缶」をもっと普段の料理に活用し、ついでにやせ体質まで手に入れてみませんか?