夏アニメ、何観るか決めた? 新アニメPV一気観イベント“つづきみ”は、第8回も大盛り上がり!
公開日:2018/7/7
梅雨も明け、本格的な夏がやってくる。そして、季節の変わり目はアニメの変わり目。夏アニメが気になっている人も多いはず。そんな中、今回も新アニメのPVを一気観するイベント「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したら どのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」、略して“つづきみ”が行われた。
6月27日(水)に開催された本イベントは、今回で8回目。ニコファーレでの開催ということで、会場では壁にニコニコ生放送で視聴しているユーザーのコメントが映し出され、より臨場感あふれるイベントとなっていた。
司会は今までどおりニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん、女優でタレントの結さんが務め、コメンテーターとしてアニメジャーナリストのリチャード・アイゼンバイスさん、アイドルグループ「=LOVE」の野口衣織さんも駆けつけた。野口さんは前回初参加だったが、結さんに負けない“ガチ勢”っぷりを見せつけ話題となった。
イベントは、『ぐらんぶる』『Free!‐Dive to the Future‐』、そして『はるかなレシーブ』『はねバド!』が順番に紹介され、スタート。野口さんは「Free!」の大ファンなようで、「合法的に男の人の体を好きって言えるところが好き」「夏をありがとう」と早速ハイテンションにコメントしていた。
その後『深夜!天才バカボン』『中間管理録トネガワ』『バキ・最凶死刑囚編』、コメントを挟んで『夢王国と眠れる100人の王子様』『京都寺町三条のホームズ』『つくもがみ貸します』のPVが上映された。『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ「トネガワ」のインパクト大な映像に、司会者2人とも「スクショがはかどりそう(笑)」を連呼。「夢王国」の原作ゲームは500万ダウンロードを突破しており、舞台化などメディアミックスも次々と行われているとのこと。
続いて、『兄に付ける薬はない!2-快把我哥帯走2-』『悪偶(あぐう) -天才人形-』『闇芝居』、コメントを挟んで『アンゴルモア元寇合戦記』『千銃士』、応援団紹介のあと『音楽少女』『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』を紹介。「兄に付ける薬はない!」は、中国で30億PVを突破している大人気シリーズ。アニメの監督・脚本は『やわらか戦車』のラレコさんが担当している。結さんは『千銃士』が気になっていたそうで、吉田さんに「刀剣乱舞の銃版」だと言われると、「剣には剣、銃には銃の良さがある」と熱弁。ガチゲーマーとしての熱いコメントを繰り広げた。
また、「シンデレラガールズ劇場」に関しても、結さんがアイマスファンとしての本領を発揮。新たに声のついたキャラクターたちの曲への期待などをノンストップで語り続け、ニコ生では「wwwww」「吉田さん顔がwww」「止まらないwww」と笑いのコメントで埋め尽くされた。
そんな中、時間の関係で強制的に次のPVへ。『はたらく細胞』『働くお兄さん!の2!』、そして『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『Back Street Girls -ゴクドルズ-』、続いて『スペースバグ』『ゾイドワイルド』が紹介された。『はたらく細胞』はきちんと医療監修も入っており、生物の勉強にもなるアニメだそう。また、ニコ生では「自分の体で聖地巡礼」「俺が聖地」とコメントが流れ、「人間としての考えを超越できそう」と結さん。「レヴュースタァライト」は、アニソンガチ勢の吉田さんが注目しているそうで、既に既にミュージカルとして舞台化されているとのこと。
ここで、1つめのゲスト登場コーナーとして、『七星のスバル』から空閑旭姫(くが あさひ)役の大森日雅さん、オフィシャルアンバサダーの山田麻莉奈さん、TBSプロデューサーの余卿さんが登壇。
『七星のスバル』は、MMORPG≪ユニオン≫で遊んでいた仲間・旭姫が、ゲームオーバーになったと同時にリアルでも死んでしまう、という悲しい出来事が発端となっている。そして6年後に登場した新ゲーム≪リユニオン≫にログインした主人公・天羽陽翔は、そこで死んだはずの旭姫と再会する。彼女はいったい――!? といった内容の物語。作品紹介のあとは新作PVも3本紹介され、作品に登場するキャラクターたちやその関係性も明かされた。
そして、夏アニメとしてアニメもスタートする『邪神ちゃんドロップキック』のゲームが紹介された。このゲームは、ゲーム投稿コミュニティサービス「RPGアツマール」で、無料で公開されている。
宣伝パートのあとは、再びPV紹介。『殺戮の天使』『ハッピーシュガーライフ』『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』、コメントを挟み『ヤマノススメ サードシーズン』『One Room セカンドシーズン』のPV、キービジュアルが紹介された。フリーゲームが原作の『殺戮の天使』は、若い層に爆発的人気を誇っており、ノベル化、コミカライズ化もされている。また、結さんも注目している作品のようで、「待ってましたあああ!!」と期待を露わにした。
そして再び、ゲスト登場コーナー。2つ目は、オリジナルTVアニメ『プラネット・ウィズ』からバンダイナムコアーツの村田秀幸さんが登場。
『プラネット・ウィズ』は、記憶喪失の主人公・黒井宗矢の前に、ある日突然、謎の巨大兵器が現れ、猫のような姿の「先生」とゴスロリ姿の銀子とともに戦いに巻き込まれていくが――、といったストーリーだそう。本作品の原作は、水上悟志さんが手掛けているとのこと。
ここで、ゲストとして野口さんが登壇。結さんとの共演を果たし、『殺戮の天使』が大好きだということで結さんと大盛り上がり。「ホラーじゃなくて少女漫画なんです!!」とファンならではの見方を語った。
そしてなんと、ここニコファーレにつづきみ応援団であるJOYSOUNDの最新機種「JOYSOUND MAX2」が繋がっており、野口さんがアニソンを歌うというサプライズライブも行われた。
ニコ生アンケートで選ばれた曲は、『マクロスF』の「ライオン」。アイドルがアニソンを歌うという貴重な瞬間に、そして野口さんの歌に、登壇者も視聴者も引き込まれていた。
さらに、実は前回から新しい取り組みとして、東芝のTV「REGZA」の「みるコレ」機能を活用した「つづきみパック」というサービスが登場していることも明かされた。つづきみのアンケートでトップ10入りした作品を一気に「おまかせ録画」できるそう。
また、ドワンゴの栗田穣崇さんが登場し、「Nアニメ」のアニメポータルサイトについても解説した。作品を作っている人たちにきちんと還元される、ユーザーにも便利なサイトを作ろう、というコンセプトで作っているとのこと。
続いて、今年8月17日に公開される劇場アニメ『ペンギン・ハイウェイ』のPVが流された。本作品に注目している吉田さんは、作品関係者に話を聞く機会があったそうで、「超良心にあふれた作品」と評価。また、監督である石田祐康さんは、29歳にして様々な関係者から「監督としてこれから日本を背負ってもらいたい」と非常に注目されている。
本イベントもラストスパート。『ちおちゃんの通学路』『あそびあそばせ』『ハイスコアガール』、コメントを挟み、『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』『あるゾンビ少女の災難』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』とPVを紹介。『ハイスコアガール』は懐かしのゲーム映像を、許諾を取って使用しており、ゲーム好きにはたまらない仕上がりとなっている。また、『ちおちゃんの通学路』については、リチャードさんが「主人公の女の子が洋ゲーオタクなのが面白い」と語り、それを聞いた人たちの本作品への注目度が一気に高まった。
続いて『すのはら荘の管理人さん』『ゆらぎ荘の幽奈さん』『じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~』『百錬の覇王と聖約の戦乙女』『オーバーロードIII』『ISLAND』を紹介。「じょしおちっ!」は、夏アニメの“僧侶枠”。2階から女の子が降ってくるという衝撃的な内容だ。
そしてラスト1作品は、『邪神ちゃんドロップキック』。PVが流されたあと、ゲストとして邪神ちゃん役の鈴木愛奈さん、花園ゆりね役の大森日雅さんが登壇した。
『邪神ちゃんドロップキック』は、中二病を患っている女子大生・花園ゆりねが邪神ちゃんを召喚してしまったところから始まる。召喚して満足したものの、帰し方が分からないゆりね。分かっている唯一の方法は、召喚者であるゆりねを殺すこと。邪神ちゃんは帰るため、あらゆる手段を用いてゆりねの命を狙っていく、という物語。
登場するキャラクターたちは、皆強烈かつ個性的なメンバーばかり。また、現実のプロレスとのコラボレーション企画として、本物のプロレスラーたちが邪神ちゃんたちの格好をしてリング上で戦うという衝撃的なイベントも開催されるそう。そして、登壇した2人が歌うオープニングテーマ曲「あの娘にドロップキック」のライブイベントが行われた。明るく可愛らしい曲は、アニメをより盛り上げてくれること間違いなし。
この記事が掲載される頃には既にスタートしているアニメもあるかもしれないが、今一度見逃し、チェックし逃しがないか確認し、この夏のアニメを最大限満喫してほしい。
取材・文=月乃雫