『戦場放浪記』
吉岡逸夫／著

　 生きていく自信がなく日本が嫌だった著者は1972年青年海外協力隊員としてエチオピアに。後に新聞社カメラマン、記者として東欧、中東、アジア、アフリカなど世界69か国を取材。ウエストポーチの現金1万ドルと寝袋は必携、口にいれる物に細心の注意を払い、相手の目を見て交渉し、危険地帯をサバイバルした。一方で芸能部記者や地方支局勤めも経験。「やり始めたらベストを尽くす」そうすると「十回に一回は誰かが手を差し延べてくれる」。本書には今年2月に66歳で他界した吉岡氏のリアルな体験談がつまっている。

今回は勇気をもらえるオーラ本と出合った。