歯ブラシを濡らして歯磨き粉をつけるのは間違い!? やりがちな残念習慣とは
公開日:2018/9/6
いつも何気なくやっている「習慣」が、問題ありの行動だったとは…。意外に知られていない、ダメな理由と正しいやり方を解説した『日本人の9割がやっている残念な習慣』(ホームライフ取材班:編 /青春出版社)。「暮らしをもっと楽しく! もっと便利に!」をモットーとした取材班による130項、さあ残念な習慣にサヨナラしよう!
たとえば以下のような行動を取ってはいないだろうか?
歯ブラシを濡らして歯磨き剤をつける
髪が短い、髪が薄いから自然乾燥
足の爪は指のカーブに合わせて切る
豆腐は四角く切って食べる
目薬をさしたあと、目をぱちぱちする
アラームのスヌーズ機能を使う
カーテンをちゃんと閉めて寝る
これらはいずれもダメな習慣だ。足の爪は真っすぐに切らないと巻き爪の原因になる。一度のアラームで起きられないからとスヌーズ機能を使い二度寝するとレム睡眠に入り目覚めが悪くなる。本書には、このように、残念な行動とその理由が130項目並ぶ。筆者の周りの人に聞いてみたところ、「これは知っていた」「目からウロコ、知らなかった」というものは、人それぞれだった。「知らなかった」という人が多かったものを挙げてみよう。
・メガネのツルのたたみ方
メガネのツルは左からたたむように設計されている。その理由は、右利きの人が開きやすくたたみやすいように、ということ。また、ツルの留金に、なるべく負荷をかけないために、ちょっとはずす、という時は、ツルをたたまずに上下を逆さまにした安定する形で置いておくのが望ましいそうだ。
・入浴後は窓を開けて換気したい
「浴室にはやっぱり窓がほしい」と思っている方、実は窓もドアも閉めて換気するのが正解なのだ! 窓を開けることで乾くのは窓の周辺だけ。湿った空気を追い出しにくくし、カビの好きな環境が長く保たれることになるのだそう。浴室のドアの下側にある換気口から入った屋内の乾いた空気が、浴室内を循環しながら換気扇に吸い込まれていくので、意外なことに、窓はあっても開けない方がよいのだ。
・洗濯機に洗濯物を入れる順番
下から、大きくてかさばる物、上に一番軽い物の順番で入れると、洗濯機が無理なく回り汚れが落ちやすく、節約にもつながるそうだ。
・ドライヤーの使い方
温風で髪を乾かし、そのままスイッチを切ることは故障する原因になるという。ヒーターは熱を持った状態がしばらく続くので、電源を切る前に冷風に切り替えることで、ドライヤーは長持ちするのだそう。消耗品だから仕方ないと壊れるたびに思っていたが、使い方のせいもあったようだ。しかし「正しい使い方」を知っても、習慣的に温風モードのまま切ってしまう! 習慣とは恐ろしいものだ。
ダメな理由と正しいやり方、さらに裏技的な方法も紹介する本書。年を重ねるごとに、しみついた「自分のやり方」を変えるのは難しくなるが、これからの生活をより充実させるためにも、ぜひ自分の習慣を見直してみよう。
文=泉ゆりこ