初対面の印象が変わる! 歌舞伎町ホストが使う4つの「キラーフレーズ」とは?

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更新日:2018/10/10

『誠実系人気ホストが教える初対面でも話が弾むキラーフレーズ50』(綾瀬結希、初芝賢/秀和システム)

 初対面の人との付き合い方は難しいもの。仕事ですら、初めて会う人とは何を話したら良いのか不安なのに、合コンや婚活パーティーなどの出会いの場では、その緊張感ったらどうしようもない。初対面の人の心を掴みたいと思うことって、誰にでもありますよね。

 そんなコミュニケーションが苦手な人でも、会話スキルを手軽に身につけられる本があるんです。『誠実系人気ホストが教える初対面でも話が弾むキラーフレーズ50』(綾瀬結希、初芝賢/秀和システム)は、歌舞伎町の人気ホストが贈る誰でもコミュニケーション強者になれる1冊。「ホストになるくらいの人なら、元々モテたのでは?」と思う人もいるかもしれないけれど、この本の著者・綾瀬結希さんは、元引きこもり。早稲田大学在学時代にスカウトされ、ホストデビューした彼は「相手の心に寄り添う接客」スタイルを研究し、人気ホストとなった努力家というから、なんだか心強く感じます。

 この本では、相手の心を掴むキラーフレーズを紹介しながら、そのセリフの裏に隠された思いを解説。手軽にコミュニケーション強者のホストの会話術を学ぶことができるというので、早速、試してみましょう。

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■「◯◯な人、はじめて会った!」

「はじめて」という言葉は、相手との関係を特別なものにできる魔法のフレーズです。「こんなに気遣いができる人はじめて!」などというように、相手の価値観やこだわりに対して使ってみましょう。他人から褒められるなら、持ち物や容姿よりも、内面的なことについて褒められる方が嬉しいですよね。誰でもそれは同じで、中身を褒められた方が人は相手に認められた気がするものだから、このフレーズも相手の中身について使うと良いみたい。中身といっても性格だけではなくて、相手がマニアックな趣味を持っている時にもこのフレーズが活きてきます。「俺もそれ大好きなんだ!それ好きな人はじめて会った!」というと、まるで特別なことを共有した気分。それだけでグッと距離が縮めらます。

■「もしかして◯◯してる?」

「もしかして、CAさん? 言葉遣いがすごくきっちりしているから、そうなのかと思った」。綾瀬さんがそんな言葉をかけると、お客さんが照れながら自分のことを話し始めてくれたことがあるんだとか。「もしかして◯◯してる?」というこのフレーズは、相手に安心して自分のことを話せるような空気づくりをするきっかけになるので、ぜひ使ってみましょう。

■「◯◯って言われない?」

 相手に褒められたとしても、たとえばいきなり「ガッキーに似てるね!」と笑顔で言われたら、単なるお世辞にしか聞こえず、反応に困ってしまう…なんてことがあります。だけど、「ガッキーに似てるって言われない?」としみじみした感じで言われたら、その言葉は本気っぽい。「◯◯って言われない?」って言葉は、本気の褒め言葉に使えるんです。ただし、「サバサバしてるって言われない?」などというように、マイナスにも取れるフレーズはNG。ポジティブなイメージを与える言葉を選ぶようにすれば、あなたも褒め上手になれます。

■「それってコツとかある?」

 相手の自慢を上手に聞く時は、このフレーズ。相手が得意なこと、うまくいったことについて、深堀りできます。特に、「自分もそれをやろうとしたけど、うまくいかなかったんだ」など教えてもらうような形で話を聞けると効果てきめん。相手がやり遂げたことの難しさを知っていると示すことで、相手は気持ちよく話をしてくれるのです。

 世の中で「会話術」といわれているものは、会話の基本的なの表面をなぞるだけのものがほとんどです。「女性相手には聞き役に徹すれば良い」だとか、「褒めるのが良い」だとか、そんなことは誰でも知っているかと思います。だけど、コミュニケーション弱者はその具体的な方法がわからないんじゃないでしょうか。

 この本は、実際に使えるフレーズと、どこに気を配ればいいかのポイントを教えてくれます。この本を読めば、ホストのようなコミュニケーション能力が簡単に身につくはず。初対面の人との会話が怖くなくなるこの本を、ぜひあなたも試してみてください。

文=アサトーミナミ