「出会いがない」「いい人がいない」…それ本当?――月収10万から年商3億円になったシングルマザーの「人づき合いの魔法」【3】
公開日:2018/10/3
恋愛・結婚の悩みといえば、「出会いがない」「いい人がいない」「私のことをわかってくれない」――。
その悩み、『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)で一発解決!と話題になっています。
強固な設定=条件、を手放すと幸せになる可能性は無限です。こんな無限の世界にいるのに、条件をつけて狭いところを狙っているなんて、もったいない。
「こうじゃなきゃダメ」の決めつけは手放しましょう。
理想や条件を下げるということ? そうすれば出会いは多くなる、そんなの当たり前! と、単純に解釈すると大間違いです。
ここに、ものすごーく深い、藤本さきこさん独特の哲学が秘められています。
「条件=設定」。その“設定”というものについて、こう説明されていました。
私たちはいつも心の中で自分自身に語っています。
すべての人が、無意識のうちに心の中で感じたことを言葉にして、表現=認識しています。その言葉で自分自身を育んでいるのです。それが設定です。
たとえば、「イケメンが好き」「お金持ちの人がいい」という理想や条件。それは、自分が自分に対して“すりこんだ”設定。
「こうなれば幸せ」という固定概念や先入観、思い込みのようなもので、絶対的なものではありません。人によって違うし、同じ人でも20歳のときと30歳のときで変わったりします。
“なんとなく”“いつのまにか”“無意識に”私たちは、いいかげんな「設定」をたくさん抱えます。そのせいでバイアスがかかり、設定から外れるものを、望みや幸せと感じなくなってしまいます。
目の前にとても心がきれいな人がいても、「イケメンが好き」という設定に当てはまらないと気がつかない。これが「出会いがない」のカラクリです。
「私をわかってくれる人がいない」も要注意です。最初からわかるわけがないのですから。わかってくれる人を待つ限り、わかり合おうとしなくなります。
「わかってくれる人」がいるのではなく、「わかり合おうとする関係」を育めばいい。
だとすれば、「わかってくれる人」の限定が外れるので、パートナー候補は無限に広がります。
こんな風に、設定をひとつひとつ見直していく。それが、藤本さきこさんが教えてくれる幸せの秘訣です。
自分をとことん疑い続ける。それが、自分自身への本当の愛。
オープンな自分、まっさらな私で、シンプルに受け取る。
受け取れば受け取るほど、背景は勝手に変わります。ステージが上がっていきます。それが設定変更です。
設定変更のやり方は、簡単。自分に質問して、思い浮かんだ答えをノートに書き出します。
たとえば「出会いとは、なに?」と聞いてみる。ひとつ答えを書いたら、それに対して「ということは?」「どうして?」「本当に?」と、どんどんQ&Aを続けていきます。
すると、隠れた設定が浮き彫りになります。
設定がわかったら、それに対してどう思うかも書いてみる。
そして「本当はどうしたい?」と自分に聞いて、「本当はこうしたい!」と好みの設定に変更します。
すると、目に見える現実が、その設定通りに変わっていきます。
藤本さきこさん自身の設定も書いてありました。
でも、内容を参考にするのではなく、「こんな風に書くんだ」と、書き方の参考にしてください。
人の設定を表面的に真似ても、設定変更の効果は薄いからです。
自分とのQ&Aを繰り返して出てきた設定だけが、人生を変える魔法の力を持っています。
文=深谷恵美
【プロフィール】
藤本さきこ(ふじもと さきこ)
株式会社ラデスペリテ 代表取締役
1981年生まれ、青森県出身。累計3万人以上を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。4人の子を持つシングルマザーでありながら、実業家としても活躍、1日10万アクセスを誇るパワーブロガー(アメーバオフィシャルブロガー)としても知られる。
友人と共同創業した「petite la’deux(プティラドゥ)」は実店舗からネットショップへ事業形態を変更。布ナプキンや化粧品、香油、ハンドメイド雑貨の販売でいまや年商3億円を超える規模に拡大。自らの人生を「明らめた(明らかに見た)」結果、宇宙の叡智に触れる経験をして以来、「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求。「設定変更」と称し、書き続けたノートによって人生が劇的に好転し、それをつづった『お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法』が大ヒット。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるべストセラーに。最新刊『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』『お金の神様に可愛がられる手帳2019』がある。