“カメレオン俳優” 中村倫也、 “裸の自分をみせる”文筆家に!『ダ・ヴィンチ』でエッセイ連載スタート
更新日:2018/11/2
NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』で、ゆるふわ男子“マア君”を演じ、また、どんな役にも染まり切ることから、その変幻自在度が話題となり、今年一躍注目の人となった俳優・中村倫也。そんな中村が、雑誌『ダ・ヴィンチ』でエッセイ連載をスタートすることが発表された。俳優としての顔を脱ぎ捨て、役を取り払った自分=“裸の自分を見せる”文筆業に挑む!
エッセイのタイトル『中村倫也のやんごとなき雑談』は本人案。やんごとない=身分が高い、にかけて王冠を用いた写真も中村の提案によるもの。 第1回原稿には、〈肩の力を抜いて等身大の言葉を並べたい。上辺の透き通った水だけじゃなく、底に沈殿するヘドロもすくい上げるような文章を書きたい〉と書かれている。
本企画は、女性誌で連載していた約800字ほどのエッセイなど、中村が書いた文章を全てを読み、その才を感じた本誌編集者が執筆をオファーしたことにより実現。『ダ・ヴィンチ』では約2000文字に及ぶエッセイを毎月執筆する。
役者という職業は、本人が出過ぎないほうが良いと考えている。それは僕の芝居を観てくれるお客さんの、作品への没入感の妨げになる可能性があるから。ところが文章というのは不思議なもので。既に三本ほど原稿を書かせてもらったのだが、どうやら、出ちゃってるらしい。担当編集曰く「丸裸」状態…。もうこうなったらとことん出してやろうじゃないか。僕の隠したい恥部を!と決意し、筆をとった次第で御座います。
どうか皆さん、読んでくれ。そして何も言わずそっと抱きしめて、部屋の本棚に並べてくれ。――中村倫也コメント
そして連載スタート号となる『ダ・ヴィンチ』11月号(10月6日発売号)では、中村が表紙を飾る&「中村倫也の表現」と題した24ページにも及ぶ特集も! “表現者”としてのロングインタビューのほか、北川悦吏子氏との対談、作家・彩瀬まるが中村を主人公に「あてがき」した短編を創作、その物語を中村が演じたグラビアで魅せる誌面など、大規模な記事が組まれている。
『ダ・ヴィンチ』11月号(10月6日発売号)
【特集1】
すべてのおやつは、ストーリーを隠してる
お菓子と物語
・[短歌を詠む]穂村 弘×琥珀糖
・[マンガ]いくえみ綾、えすとえむ、カメントツ、銀泥、はしゃ、めるへんめーかー
・[小説]似鳥航一
・難波里奈が通う、物語がある喫茶店
・小田真琴が選ぶ、物語があるスイーツ
・甘党のための物語ガイド
【特集2】
エッセイ連載スタート!「中村倫也のやんごとなき雑談」
いま、注目を浴びる変幻自在・俳優
中村倫也の表現
・[ロングインタビュー&グラビア]中村倫也
・[新連載]「中村倫也のやんごとなき雑談」
・[マンガ]「変幻自在俳優と呼ばれるオトコ」すぎやまえみこ
・中村倫也を主人公に“あてがき”した短編を書き下ろし、その文学世界を演じて撮る
作家・彩瀬まる×俳優・中村倫也「縁炎」
・選んだ本から「表現」の源が見えてくる
中村さんと、書店散歩
・脚本家からみるその魅力
『半分、青い。』対談 北川悦吏子×中村倫也
【特集3】
それは、とっておきのご褒美!
ボーイズラブとエロス
・甘エロBL講座!
講師:池田裕子 マンガ:常倉三矢
・『ヤリチン☆ビッチ部』アニメ記念
特別描き下ろし&ロングインタビュー おげれつたなか
・人気BL作家たちが語る「BLとエロス」&描き/書き下ろし
座裏屋蘭丸、腰乃、一穂ミチ
・子爵×執事のクラシカル・ロマンスが遂に完結
『憂鬱な朝』日高ショーコ