2018年秋アニメ49作品のPVを一気観!! 吉田尚記アナが気になる作品は? 【つづきみ】
更新日:2018/10/9
夏アニメが終わり、秋アニメが続々と始まるこの季節。推しアニメの終わりに寂しさを感じながらも、これから始まるアニメに期待を寄せているアニメファンは多いはず。そしてクールの切り替わりの時期といえば、今やお馴染みとなったPV視聴イベント「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」、通称“つづきみ”の時期でもある。
つづきみは、1話も観ずに終わる“ゼロ話切り”を撲滅するべく立ち上がった「ゼロ話切り撲滅委員会」によってクールごとに行われているイベント。9月26日に行われた第9回も、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん、女優でタレントの結さんが司会を務めた。また、コメンテーターとして、アニメジャーナリストのリチャード・アイゼンバイスさんも登場。イベントの様子はニコニコ生放送で中継され、多くのアニメファンが視聴し盛り上がった。
挨拶のあとは、早速PV紹介。ジャンプの2作品『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』『蒼天の拳 REGENESIS』、感想を挟んで『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』『直感×アルゴリズム♪』、そして『ゆるゆり』作者のなもりさんがキャラクター原案を手掛ける『RELEASE THE SPYCE』、『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』が紹介された。
アイマスの大ファンである結さんは“SideM”についても熱い思いがある様子で、限られた時間を最大限に活用して本作品の見どころを相変わらずの“高速詠唱”で熱く語った。また、吉田さんは直感アルゴリズムに1期から関わっているそうで、「日中同時放送がものすごく大変だったのに、さらにハードルを上げてきた」と、ぜひ一度は観てほしいと制作の苦労と作品への自信を明かした。
ここで1つめのゲストコーナー。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』から、ミュリン役の安田陸矢さんが登場した。
魔界の役所である万魔殿(パンデモニウム)が舞台となっている本作品は、主であるベルゼブブ閣下、そして彼女に仕えることとなった新人職員ミュリンを中心とした、ユニークな悪魔たちのラブコメディ。安田さん自身もキャスト陣の中で新人ということで、「親近感が湧きます」と話していた。モフモフした生き物ケサランパサランも見どころの1つだそう。
続いて『RErideD-刻越えのデリダ-』『INGRESS THE ANIMATION』『SSSS.GRIDMAN』、コメントを挟んで『火ノ丸相撲』『風が強く吹いている』『ツルネ-風舞高校弓道部-』を紹介。INGRESSは、スマホゲームである原作との連動企画が予定されているとのこと。また、TVアニメの放送開始は2018年10月11日24時55分となっており、アニメ内の物語も同時刻からスタートする。司会者2人も、「何かある」「リアルタイムで観たい」と盛り上がっていた。『風が強く吹いている』は三浦しをんさんの小説が原作で、直木賞と本屋大賞を受賞している大人気作品とのこと。
その後『アニマエール!』のPVが流され、その流れでつづきみ応援団の紹介も行われた。アニマエール!は、日本人で初めてNBA、NFLでチアリーダーを務めた柳下容子さんがチアダンス監修をしており、チアにもかなり力を入れているそう。
ここから2つめのゲストコーナー。『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』から企画担当の谷口廣次朗さんが登場した。
本作品は犯罪や違法薬物がはびこっている街が舞台。その中でも特に危険とされている薬物「アンセム」を専門に取り締まる刑事たちを中心に展開される物語だ。アニメはTVでも観られるが、バンダイチャンネルなどの有料サービスではTV放送の1話先まで観ることができるという新システムが導入されている。続きが気になる人はぜひそちらも活用してほしい、と話していた。
ゲストコーナーのあとは、再びPV紹介。『トロールズ: シング・ダンス・ハグ!』『爆釣バーハンター』、『抱かれたい男1位に脅されています。』『学園BASARA』『BAKUMATSU』、さらに『叛逆性ミリオンアーサー』『転生したらスライムだった件』『メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-』と上映された。戦国BASARAのキャラクターたちが高校生だったら?という衝撃のパラレル作品『学園BASARA』に、「絶対面白いやつ」「NGないやつだこれ」「ツッコミが渋滞する」と大盛り上がとなった。
続いて3つめのゲストコーナーは、5分アニメ『おとなの防具屋さん』からカウツ役の石井マークさん、プロデューサーの福留俊さんが登場した。
この作品は、漫画アプリ「GANMA!」で連載中の作品で、連載開始すぐから絶大な人気を誇っているそう。単行本1巻の発売が今年11月12日とのことで、マンガよりアニメが先行するという珍しいケース。求職中のカウツがずっと赤字の怪しい防具屋さんを立て直していく、という物語とのこと。
3時間あるつづきみも折り返し地点。ここから再び『ひもてはうす』『となりの吸血鬼さん』『うちのメイドがウザすぎる!』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ティラミスⅡ』『ゴブリンスレイヤー』『東京喰種トーキョーグール:re』『からくりサーカス』とPVが紹介なされた。ヤマトとティラミスを並べて紹介したことに「コレ並べていいの?笑」「悪意を感じる」と笑いが巻き起こった。『からくりサーカス』は、吉田さんが衝撃を受けた漫画ベスト3に入る作品だと明かし、期待を高めていた。
続けて『やがて君になる』『色づく世界の明日から』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『おこしやす、ちとせちゃん』『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』の紹介がなされ、ここで応援団紹介第2弾も。最初の2作品は、結さんの大好きな繊細さが魅力のアニメ。「絶対観ます!」と宣言していた。また、「ブタ野郎」はギャグなのかシリアスなのか分からないPVになっており、「どっちなの!?」とざわついていた。
ここで最後のゲストコーナー。『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』から、監督の深瀬沙哉さんが登場した。
この作品は夏アニメだが、紆余曲折あって今回の出演に至ったとのこと。ただパンツを見るのでなく、“嫌な顔”とセットであることが大切なのだそうで、嫌な顔のバリエーションや度合いにも相当こだわっていると深瀬さん。
おパンツで盛り上がったあとは、いよいよラストスパート。『寄宿学校のジュリエット』『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』『あかねさす少女』『ソラとウミのアイダ』『ゾンビランドサガ』『とある魔術の禁書目録III』とトークを挟みつつPVが流された。そして途中、番組収録で遅れていた「=LOVE」の野口衣織さんが駆けつけた。
『あかねさす少女』は、結さんの今期イチオシアニメ。結さん曰く、シナリオ原案を手掛けている打越鋼太郎さんが描く女性キャラクターは性格の悪さ含め非常に生々しいそうで、そこが大きな魅力の1つとのこと。
最後は『ガイコツ書店員 本田さん』『走り続けてよかったって。』『終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜。』、『ラディアン』『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が紹介され、計49作品すべてのPV上映が終了した。代々木アニメーション学院がモデルとなっている『走り続けてよかったって。』には、なんと野口さんが声優として参加している。また、EDも=LOVEが歌っているとのこと。アリシゼーションに関しては、リチャードさん曰く「SAOのクライマックスとなるAIの物語」だそうで、AIは人なのか、魂はあるのか、というテーマで描かれるそう。
つづきみ恒例の「今日の放送で観たい新作アニメは増えましたか?」というアンケートに対し、視聴者の84.4%が「はい」と回答、10.4%が「最初から全部観る予定だった」と回答した。最後はリチャードさん、野口さんも登壇。
それぞれ気になるアニメについて語り本イベントは終了した。この「つづきみ第9回」は、ニコニコ生放送で観ることができる。
【つづきみ第9回】吉田尚記アナと秋の新作アニメPVを50本観るイベントを生中継
取材・文=月乃雫