<食器を洗うときは、つけおきor重ねて流水?> ラクじゃないと続かない! 習慣にしやすい“家事テク”【やってみた】
公開日:2018/10/5
3連休特にやることもなく、久しぶりに散らかっていた部屋を頑張って掃除したら、かなりキレイになり、気持ちもスッキリ! ただ、この状態をいつまでキープできるやら…。生活をしている限り、汚れはたまってくるし、やっぱりラクじゃないとまた定期的に掃除しようという気にならないですよね。そんなときには『もっと簡単に、ずーっとキレイ!ラクして続く、家事テク』(牛尾理恵/朝日新聞出版)はいかがでしょう。
ここには、掃除や収納といった家事について、簡単、かつ、習慣にしやすい方法やヒントがたくさん紹介されていて、これさえ意識すれば自然と片付いた状態が保てるはずです。極力ラクに家をキレイな状態にしておきたい人にぴったりの1冊。そこで、この中から、キッチン、洗面所、トイレ、リビングで使える家事テクを実際に試してみました。
1、<キッチン>食器洗いは、重ねて流水がラク!(P.63)
突然ですが、食べ終わったあとの食器はどうやって洗っていますか? 水をはった洗いおけに食器を浸けて洗う人も多いと思いますが、実際のところ洗いおけが大きすぎて、シンクが占領されてしまったり、洗いおけそのものを洗う手間が増えたりして、実は大変だったりしませんか?
そんなときには、いっそのこと“洗いおけ”を置かず、軽く汚れをふき取った食器を大きい順に重ね、シャンパンタワーの要領で上から水を流してみてください。これにより、使う水も洗剤も必要最低限にできるんです。しっかり汚れが落ちていないのではと不安に思うかもしれませんが、事前にあらかじめ汚れをふき取っているので、簡単な洗浄でも食器はピカピカに。いつもどれだけたっぷりの水を使っていたんだと軽くショックを受けるほどです。
2、<洗面所>洗面用品は、すべて棚の中に収納する!(P.141)
洗面所って意外と細々したものが多く、意識して整理しておかないと、いろんなものをそのまま置きがちで、見た目も美しくありません。そんなときは、使う人や目的に合わせて、棚ごとに収納するようにします。
例えば一番下は、みんなが使う歯磨きグッズとドライヤー、2段目は自分の化粧品、3段目は夫の洗面グッズというように、分けて収納することで使い終わったあとも片付けやすく、洗面台の周りはいつもスッキリ。ものがないから飛びはねた水滴なども簡単に拭くことができ、常にキレイな状態をキープできますよ。
3、<トイレ>便座カバーやマットを置かないことで、掃除がしやすい!(P.167)
見た目のインテリア性や寒さ対策などで、便座カバーやマットを使っている家庭も多いと思います。この方がトイレの汚れが目立たず、一見キレイなように見えますが、これにより掃除を怠り、汚れをためこみやすくなります。それなら便座カバーやマットは最初から使わないようにしましょう。
そうすることで、汚れがついたときにすぐわかり、こまめに掃除をする習慣がつき、そもそも洗濯する手間がなくなります。トイレはできれば毎日使ったついでにトイレットペーパーとふき取り剤でさっと拭き掃除しておきたい場所。これでいつでもキレイで清潔なトイレに。
4、<リビング>掃除機はホコリが舞い散らない朝にかける!(P.181)
朝はバタバタしているから、かけるのを後回しにしがちな掃除機。すると、人が動き回ったあとで、ホコリも空中に舞い上がってしまっているので、あまり掃除機の意味がありません。
よって掃除機はホコリが床にたまっている朝のうちにかけるのがベスト。窓を開けて部屋の空気を入れ替えつつ、日光の明かりでホコリも見えやすくなります。ここでできる限りホコリを吸い取ってしまえば、家具などに積もっていくホコリも減らすことができますよ。ただ、掃除機で取れるのは、ホコリやゴミだけなので、皮脂などは床用ウエットシートなどでしっかりふき取るようにしましょう。
ここまでいくつかの具体的な事例を紹介してきましたが、これらを実践する前段階で、まずは小さな場所から少しずつ整理整頓をして物を減らし、無駄な買い物を避けましょう。そして、いつ誰に見られても平気な部屋にすることを最終到達点として部屋をキレイに保つことを意識づけることなどが大切になってくるようです。
小さなことからコツコツ続ければ、自然とキレイが保たれ、HAPPYに!
いっきに“掃除”をするとなると、何か大掛かりなことを考え、やる前から尻込みしがちに。でも実は普段からほんのちょっとしたことを意識して実践しておくだけ! すると自然と“毎日キレイ”が保てるという、とっても素敵なサイクルが生まれることがよくわかりました。
やはり少しでもキレイになると、気持ちまで高まってきますよね。ぜひラクしてできる家事で、この喜びを日々実感してみてください。
文=JUNKO