『世界一受けたい授業』でスタジオ騒然! 運動せずにやせられるマインドフル・ダイエットとは?

健康・美容

更新日:2021/6/28

 欧米で大流行し、今やGoogleなどの大企業でも取り入れられているマインドフルネス。このマインドフルネスを応用することで「太らない脳」へと変わり、運動せずにやせることができるのがマインドフル・ダイエット。最新の研究で86%効果あり!と言われている究極のダイエット法です。

 テレビ『世界一受けたい授業』では元プロ野球選手、金村義明さんがマインドフル・ダイエットを12日間実践したところ、5kgやせてスタジオが騒然となりました。

 そのメソッドを解説したのが『無理なくやせる“脳科学ダイエット”』(主婦の友社)。ダイエットに挑戦する男女5人のストーリー仕立てで、楽しくわかりやすく読める1冊です。著者はイェール大学を経て、米国で診療中の精神科医、久賀谷亮先生。先生自身もこのマインドフル・ダイエットで2年で8kgやせたとか。

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食べる前に“間”(「ま」)を作れば、ムダ食いがやめられる!

 本書では様々なマインドフル・ダイエットの方法が紹介されていますが、全部をやる必要はなく、どれかひとつを取り入れるだけでも効果があります。ここでは『世界一受けたい授業』で金村さんも実践していた「食前セレモニー」をご紹介しましょう。

食前セレモニー
(1)食べる前に気持ちを整える。

(2)食べ物をよく観察し、それの「由来」を想像する((1)と(2)で30秒かける)。

(3)呼吸に注意を向け、それに伴う身体の感覚を意識する。
(4)「どれくらい食べたいのか」を10段階の数字で表す(空腹時バロメーター)。
(5)食べ物をじっと見たり、かいだりしたときの身体の反応を確かめる。
(6)「なぜ食べたいのか」に思いを巡らす。

 いかがでしょうか?「たったこれだけで?」と思うほど簡単ですが、脳は“間”に弱いので、食べる前に一拍待つだけで食べすぎを防ぐことができるのです

 久賀谷先生は語ります。「やせるにはまず欲求に気づくことが重要。ひとつのことに意識を向けるマインドフルネスを応用したマインドフル・ダイエットは欲求に気づき、それを乗り切る術が身につきますので、無理なくやせることができます

 今すぐ、簡単に取り入れることができるマインドフル・ダイエット。誘惑が多い年末年始に向けてぜひ取り入れてみませんか?

PROFILE●久賀谷亮(くがやあきら)
医師(日・米医師免許)/医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。2010年、ロサンゼルスにて開業。マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、最先端の治療を取り入れた診療を展開中。臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。ベストセラー『世界のエリートがやってる最高の休息法』(ダイヤモンド社)の著者。

【主なコンテンツ】
太らない脳をつくる マインドフル・ダイエット
PROLOGUE なぜ「ガマンしている人」ほど、やせられないのか?
STEP 0 「脳科学的に正しい」ダイエットの話をしよう
STEP 1 「なんとなく食べる」をやめる――食事改善メソッド[基本編]
STEP 2 「自制心」に頼らない食べ方――食事改善メソッド[スキルアップ編]
STEP 3 「食べたい」の波を乗りこなす――欲求管理メソッド
STEP 4 なぜいつもお腹が減っているのか?――自己充足メソッド[基本編]
STEP 5 「人生の空腹感」がなくなる――自己充足メソッド[スキルアップ編]
RETREAT 「食べ方」は「生き方」
EPILOGUE 「最後の晩餐」ダイエット

もっと詳しく:Googleも研修として取り入れる「瞑想」「マインドフルネス」の効果・メリットとは? 習慣づける方法【保存版】