ダ・ヴィンチ12月号:お詫びと訂正

お知らせ

公開日:2018/11/6

『ダ・ヴィンチ』12月号 お詫びと訂正

本日(11月6日)発売の弊誌2018年12月号 P.43の記事に表記ミスがございました。
投稿いただいた文章を掲載するに際し、一部の投稿者名を誤記しておりました。
ご応募くださいました皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

●ペンネーム・年齢の一部に誤りがございました。正しくは以下の通りです。訂正するとともに、深くお詫びいたします。

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私は台湾人の読者です。『いのちの車窓から』は日本語の原版も中国語の翻訳版も丁寧に読みました。素晴らしい作品に出逢えるのはとても幸せです。星野源さんの文章はいつでもあたたかい真心が込められていて、読むたびに感動いたします。わかりやすい言葉で綴られているので、いつの間にか夢中になってしまいました。文筆家の星野源さん、本当にありがとうございます。次の本を楽しみにします。
(ほしのみなみ・47歳)

息子が寝たふりをする。私はそれに気づかぬふりをして、車のシートからそっと抱き上げ、4階の我が家まで運ぶ。寝かしつけの時にお腹を撫でる。まだ眠りについていない事に気づかぬふりをしてほっぺにそっとキスをする。私はこの瞬間が愛おしくてたまらない。それは幼い頃、母から受けた愛情を思い出すから。未来の息子が、愛しい人に愛情を注ぐ姿を思い浮かべるから。「HOTEL」は、まどろみのなかの愛情の気持ち良さを思い出す、大好きなお話です。
(かおちゃん・38歳)

〈自分の体を機関車に喩えるなら、この車窓は存外面白い〉—まさに鈍行列車に乗って、星野さんの眼鏡越しに見える何げない風景を垣間見るような本でした。自宅の部屋で、渋谷の交差点で、どこかの喫茶店で、あの歌が生まれた団地で、ラジオのそばで、細野さん、寺坂さんとのそばで……。一駅ずつゆっくり、そんなに遠くはないけれど、確実に列車と一緒に進んでいる気分。星野さんの〝いのちの機微〟を感じながら、自分自身も素敵な車窓が見える日々を送りたいと思いました。
(はっさくプリン・37歳)

素直な文章に惹き込まれました。自分の思ったこと、感じた様を過不足なく文章で伝えるってとても難しい。そんななか、すべての出来事を自分のフィルターを通してさらりと表現しつつ、ときには自分の体を機関車に喩え、車窓から見える景色を楽しむ。力の抜けたなかにもドキッとするような一言が各所にちりばめられていて気が抜けません。特に「寺坂直毅」の章は最後の一文に泣けました。
(マキコマキ・43歳)