内科医が描いた、眺める・触れるだけで心身の不調がスッキリする「クスリ絵」って!?
公開日:2018/11/11
宮城県仙台市にある「丸山アレルギークリニック」には、日本全国からさまざまな症状の患者さんがやって来る。クリニック名はアレルギークリニックだが、他の疾患に悩む人たちも多く来院するという。
その理由は、院長である丸山修寛氏の治療方針がとてもユニークなものだからだ。丸山氏は西洋医療、東洋医療だけでなく、自身が研究した東西の古代文明の叡智までも、治療に応用する。例えばエジプトのピラミッドに神秘なるパワーがあると知れば、それを研究し、治療に活かそうとする。
そんな丸山氏のもとに、多くの患者さんたちが尽きることなくやって来るのは、きっと何かしらの効果を体験するからなのだろう。
■医師が描いたユニークな「クスリ絵」とは?
本稿では、その丸山氏が発表したユニークな絵本をご紹介しよう。それが、『クスリ絵 体と心の不調を治す神聖幾何学とカタカムナ』(丸山修寛/ビオ・マガジン)だ。
本書は15センチ四方の携帯にも便利なコンパクトなサイズで、左ページには作品タイトル、期待される効果・効能、絵の解説がまとめられている。そして右ページは一面、丸山氏が描いた絵で構成されている。
この絵が「クスリ」として、見る人の心身に働きかけるという仕組みだ。いくつかその絵を紹介していこう。
1.「バースシンボルツリー」
本書によると、この絵は「カビによる諸症状を解消」「肺の問題を改善」「かゆみ、痛みの緩和」に働きかけるという。解説ブロックには「カビは神を穢(けが)したときに生まれるもの。その穢れを浄化する不動明王や大天使ミカエルのエネルギー受信機として機能するシンボル」などとある。
2.「バランシングフラワー~調和」
本書によると、この絵は「胃が楽になる」「調和がもたらされる」「心が穏やかになる」という。解説ブロックには「あなたと世界との旋律、リズムを整えて心を穏やかにしながら、ストレスによる胃の不快感を緩和します」などとある。
3.「スペースパール」
本書によると、この絵は「腸が整う」「肺もケア」「深い安らぎ」に働きかけるという。解説ブロックには「下痢や便秘を繰り返すような腸の不調に悩んでいる方は、この絵柄は上になるようにしてヘソの上に置くと症状が緩和します」などとある。
4.「カタカムナ・フトマニ」
本書によると、この絵は「腎の気が高まる」「ホルモンバランスを調整」「不妊ケアに」働きかけるという。解説ブロックには「この絵柄に両手で触れると、ホルモンバランスを整える“腎の気”(腎臓のエネルギー)が高まる」などとある。
ちなみに「カタカムナ」とは日本にあったとされる超古代文明で、この絵の中心から放射状に描かれているのがカタカムナ文字で、神秘のパワーを秘めているそうだ。
本書には、他にも多数のクスリ絵(頭から足元、そして心まで、ほぼすべての不調に対処しているそう)が収録されていて、眺めたり触ったり、身体の上に置いたりして活用できるそうだ。また、塗り絵をしながら、古代の神秘を学べるページもある。
神秘なるパワーを信じる・信じないは人それぞれだが、もし1700円(税別)の本書で、長年の心身の悩みが解決したり、何か奇跡が起こるとしたら、決して高くはない買い物かもしれない。また、ビジュアル的に美しい作品も多く収録されているので、単純にアートとしても丸山氏の感性を楽しめるだろう。
文=町田光