その話し方、知らないうちに“感じ悪い”貯金してるかも……「コミュ障」から「コミュ匠」になるコツ

暮らし

公開日:2018/11/14

 なんとなく自分は、人とのコミュニケーションがうまくないかもという自覚、ありませんか? 「人になかなか話を聞いてもらえない」「話が通じない」「そもそも初対面は苦手」。あるいは、「最初は楽しくしゃべれるのに、そのうち相手が距離を置き始める」。

『対人スキル』という言い方で、いまビジネスの現場で最も求められているのは、コミュニケーション能力です。このテーマを扱っている実用書はビジネスや自己啓発、モテ、あるいは日本語論など、さまざまなジャンルにまたがって書店にあふれています。

 では、いったい自分に役立つ、コミュニケーション術の本とは、どういうものでしょうか? 自分のスキル不足の特徴は、どうなっているのでしょうか? そんな悩みを解決する『コミュニケーションの強化書』(主婦の友社)が発売されました。

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(1)コミュニケーションの第一歩は、しゃべらないこと

 人に話しかけるときは、相手がいま自分の話を聞ける状態かどうか、まず観察する(インプット)ことが絶対に必要です。その第一歩をすっ飛ばしている人が実は案外多い。だから相手は話を聞いてくれないのです。いや、自分は初対面でもたっぷり話せたけれど、という人は、結果的に「何だか感じが悪い」という印象を相手に残しただけだったりします。特に自分は話がうまいと勘違いし、よくしゃべる人は要注意なのです。プラス方向に関係を構築するつもりが、マイナス方向に “感じ悪い貯金”をしている可能性があります。本書では、その実例をわかりやすくマンガでご紹介しています。

(2)丁寧なあいづち、うなずく所作の一つ一つに、“コミュ匠”の技はあります



 そのディテールをこの本で詳しく紹介しています。相手が気持ちよく話せるよう、促す技術です。いずれもすぐにできることばかりなので、ぜひ実践してみてください。大事なのは、あなたが相手に興味を持ち、相手の話を聞こうとする気持ちになっているかどうか。話をしたい人は、相手構わず、“自分語り”が長い傾向にあります。

(3)キモは、相手に合わせたオーダーメイドのやりとり

(1)で、アウトプットを我慢しインプットに徹したら、次は相手の反応を観察しながら、場を温めていく。 “コミュ匠”は、必ずその段取りを踏んだ後に、やっと自分の話したいことを話し始めます。伝え方や表現技術を学ぶ前に、(1)(2)(3)は大丈夫でしょうか?

悪例メールを収録した電子版も好評!

『コミュニケーションの強化書』は、日本語の達人・東京女子大学教授の篠崎晃一氏が監修、書き手は交渉の達人・くまごろう&アソシエイツ。

 電子版では悪例に学ぶ「他山の石」メールを収録。クスッと笑いつつ、すぐに真似が出来るお手本も収録しました。コミュニケーションを強化して、仕事も友情も恋愛も、すべての人づきあいをアップグレードさせませんか?

【主なコンテンツ】
序 章:知らないうちに《感じ悪い》貯金をしていませんか?
第1章:《コミュニケーションの匠》になる10の原則
第2章:実のない話で《場》を温める
第3章:相手を知ろうとする
第4章:実践 相手に合わせて投げ返す
第5章:実践 ビジネスの現場で好感度を失わないコツ
第6章:実践 あなたを《アップグレード》する言葉遣い・言葉選び