鬼太郎とねずみ男が対立…アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」34話、日本妖怪のデモに視聴者も賛否両論

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公開日:2018/12/1

 2018年11月25日(日)に、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第34話が放送された。アニエスをめぐって鬼太郎とねずみ男が対立するのだが、視聴者の間でも「今回ばかりはねずみ男の肩を持ちたい」「鬼太郎は何も間違ってないだろ」と意見が分かれている。

 ゲゲゲの森では妖怪たちが慰安旅行に行く毎年恒例の行事があり、今回はその準備の段階から物語がスタート。アニエスも鬼太郎から招待状を受け取り、まなに背中を押されて慰安旅行に参加することを決めた。しかし当日の朝に集合場所へ行くと、ねこ娘から旅行は中止になったことを告げられる。前日の夜から子泣きじじいの姿が見えなくなり、命より大事にしていたはずの酒だけが残されていたからだ。

 妖怪たちは子泣きじじいを探し始め、ねずみ男は西洋妖怪の仕業だと推理。アニエスを妖怪アパートで匿っているからだと指摘するが、砂かけばばあやねこ娘は耳を貸さずアニエスをかばう。しかしその後、砂かけばばあやぬりかべ、一反もめんまでも立てつづけに行方不明に。ねずみ男は間違いなくアニエスのせいだと確信し、賛同する妖怪を引き連れて鬼太郎ハウスの前でデモを始めた。

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 ねずみ男はアニエスを追放するように要求し、「俺たちとアニエス、お前どっちが大事なんだ?」と鬼太郎に問いかける。ろくろ首や唐傘たちもいなくなった妖怪のためにねずみ男の側につき、立場を失ったアニエスはゲゲゲの森を飛び出してしまう。

 妖怪たちのデモには、「まぁ仲間が消えたら怖いよなぁ」「西洋妖怪にも散々傷つけられてきたししょうがない」「ねずみ男は一応正しいこと言ってる」と視聴者から賛同の声が。しかし姿を消したアニエスや困り果てた鬼太郎を見て、「アニエスちゃん泣いてたぞ!」「鬼太郎も選べないよな…」と同情する人も多かった。

 妖怪たちをさらっていたのは、西洋妖怪の親玉であるバックベアード。アニエスも1度は捕らえられてしまうが、誰も見捨てないと決めた鬼太郎によって無事に全員救出される。珍しく日本妖怪たちが鬼太郎の敵に回った今回のエピソード。次にバックベアードが現れるときは再び一致団結することが出来るのだろうか。

■アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」
放送日時:毎週日曜 9:00~
原作:水木しげる
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/