読書が苦手な人や忙しい時にもオススメ。“1章だけ読書”の3つの効能【モヤモヤ解消の小ワザ】連載第5回
公開日:2018/12/6
今年も残すところ1カ月弱。新年に立てた目標は、年内に達成できそうですか? 自分がどんな目標を立てたのか忘れてしまった…という人がいたら、それはあなた自身のせいではなく、その目標が大きすぎたのかもしれません。
気持ちを切り替えて、5~10分費やすだけでも読書の効果を得られる、簡単な方法があります。本を読むのは苦手なんだけど…という人でもチャレンジしやすい“モヤモヤ”解消のためのちょっとしたノウハウを、『人生を大きく変える 小さな行動習慣 Habit Stacking』(S・J・スコット:著、和田美樹:訳/日本実業出版社)からご紹介します。
■読書は面倒だけど、何か良いことがあるの? と疑問に思ったら…
【超簡単な小ワザ(5)】
⇒本を1章だけ読む(本書153ページ)
1章の長さは、ビジネス書や実用書なら1つのトピック、小説や物語なら1つの場面。気分転換やリラックスしたいタイミングで、5~10分費やすだけで充分です。
読書は単純な作業だけれども、苦手意識のある人にとってはちょっと苦痛かもしれません。でも本を読むことには、楽しんだり知識を得たりすること以外にこんな効果があります。
【読書の効能】
(1)何かを学んだり別世界に逃避したりすると、頭のエクササイズになる
(2)1つの行動に専念するので、集中力がアップする
(3)ストレスが軽減され、血圧が下がる
精神的にも身体的にも良い効果が得られる読書ですが、そもそも何を読んだらいいか迷ってしまって分からない、という人は次のような方法を試してみてはどうでしょうか?
【自分に合う本を探す方法】
(1)友達、家族、同僚におすすめを聞く
(2)「(ジャンル)ベストセラー」で検索する
(3)本の売れ筋ランキングを見る
(4)レビューサイトを見て、自分の好みのジャンルで人気の本を探す
(たとえば「雑学ジャンル」の本を探そうと思ったら【こんなリスト】も)
持ち歩きやすい本を選んで、ちょっとした合い間や移動時間に5分程度読書をするのもいいかもしれません。
ひとつひとつは小さなコツでも、習慣化していけば物事はぐっと効率的になります。それで余裕ができれば人間関係もよくなりそうです。本書では、こんな「小さな行動」を全部で123紹介します。続けるコツや、小さな習慣の組み合わせ方についてもわかりやすく説明してくれるので、あなたにぴったり合うものをぜひ本書で見つけてください。
文=田坂文