スマホを見つめる仏頂面では幸せは訪れない! 開運を招く表情セラピーを紹介
公開日:2018/12/12
隙あらばスマートフォンの画面ばかりを見ているみなさん、画面の電源をオフにしたときにその真っ暗な画面に映る自分の顔は幸せそうだろうか。返ってくる答えの多くが「否」ではないだろうか。そこに映るのは喜怒哀楽のない仏頂面。そんな表情を電車内で、路上で、あるいはどこかの待合室で常に浮かべているようでは、なかなか幸せで満ち足りた気持ちにはなれない。
本稿で紹介する『表情ひとつ、たった5分で見違えるほど変わる! お金と人を呼ぶ表情』(出口アヤ/ベストセラーズ)は、自分に幸せを呼び込むために必要な表情の作り方を、写真付きで、面接・パーティ・デートなどの「シーン別」に詳しく解説している。
みなさんが晴れやかな気持ちで新年を迎え、運気の上がった状態で新たな一年を過ごせるように、ここで本書の一部を覗いてみよう。
■「口角キュッ!」で人生が上向きに変わる
口角をキュッと上げるだけで人生が変わる――どこかで聞き覚えのある言葉かもしれないが、これには科学的にもきちんとした根拠がある。作り笑いでも脳が錯覚を起こして脳内のα波が増え始め、こころをリラックスした状態にしてくれるのだ。
本書の写真付き解説にしたがって作り笑いの練習をしていけば、自分の顔になじんだこころからの笑顔を表現することができるようになるというから、口角強制アップをあなどるわけにはいくまい。
口角を上げ、自然な笑顔を見せることができれば、その笑顔が周囲に好印象を与え、おのずとたくさんの人を引き寄せることができるようになる。そして、友好な関係を築ける人の数が増えれば、その分だけ“ご縁”に巡り合う可能性は高まっていく。「笑顔が良い縁を引き寄せる」というわけだ。
■人の第一印象は3秒で決まる――この3秒に備えた“セルフセラピー”
初対面の人の印象は、顔を見たときの3秒で決まるという。初めての顔ぶれを前にしたプレゼンテーションや面接、インターンシップといった場面で、こわばった表情を浮かべ、ぎこちなく話し始めるわけにはいかない。
だが、緊張とは自分ではコントロールしづらいものであって、なかなか厄介である。けれども、人前に出るときにちょっとした“セルフセラピー”をすることで、こわばった顔の表情から豊かで色合いのある表情を浮かべられるようになるという。
とても簡単な方法は、手指の第1関節、第2関節のあたりで、螺旋を描くように耳の後ろをほぐすようにマッサージすることから始める“緊張和らげセルフセラピー”だ。ここで中途半端な解説をするより、本書の写真付きの説明を見てみなさんにも実践してもらったほうが効果的だと思うので、詳しくは本書(pp. 118~121)を参照されたい。
ここまで口角を上げることで得られるうれしい効果と、緊張のときに使える“セルフセラピー”を取り上げて示してきた。こわばった表情をほぐすためのセラピーのほかにも、目元のたるみを解消するマッサージや、むくみや二重あごの改善にも役立つセラピーなど日常的なお悩みを解決してくれるヒントが多数掲載されている。
本書を読み、幸せをつかむための“運気が上がる表情”を手にいれてみてはいかがだろう。
文=ムラカミ ハヤト