腰痛がラクになると、テレビで話題の“ひざ裏のばし”ストレッチ! もっと楽しく続けられると大絶賛のグッズが登場
公開日:2018/12/17
「奇跡のヨガ教室」とテレビで話題の医者が教えるヨガ教室が山口・宇部にある。腰が曲がり、足が痛くて寝たきり寸前と言われていた複数のお年寄りたちが、ドクターが教えるヨガストレッチで、みごとに復活したのだ!
肩・腰・ひざ痛を治したい!
“ひざ裏のばし”を教える書籍とムックはシリーズ累計で47万部の異例の大ヒットとなり、北海道からも九州からも患者さんたちが「私にも教えてほしい」と宇部のクリニックに殺到しているという。
「先日は92歳のおじいちゃんが東京からひとりでいらっしゃいました」と話すのは、“ひざ裏のばし”を教える外科医の川村明先生。
この92歳の男性は「曲がった腰をのばしてほしい」と訪れた。ストレッチの指導でその場でもずいぶん腰がのび、元気に帰っていかれたという。その後も、この男性は体だけでなく気力も湧いてきて、途中だった引っ越しの片付けまでやってのけたそうだ。
“ひざ裏のばし”をみつけたきっかけは……?
「腰が曲がり、手押し車を押してやってきたおばちゃんがいました。『先生、なんとかしてください』と懇願されて……。西洋医学的には治療は無理と思ったのですが、鍼灸師の妻から『なんとかしてあげて』と言われて、東洋医学ならなんとかできるかも、と思ったのです。自分のやっていたヨガを積極的に治療にとりいれることにしました」(川村先生)
このおばあちゃんの名前は末永八重子さん(84才)。「かわむらヨガメソッド」のヨガ教室に通い始めてから約4カ月で腰がのび、現在まで約5年ヨガを続けていて、今では驚くほどの柔軟性と体幹力を持っている。
「川村先生に出会わんかったら、私はもうこの世にはおらんかったでしょう。ありがたいです」(末永さん)
55歳まで続いた体調不良がヨガで改善!
さて、川村先生とヨガとの出会いの話は、約30年前にさかのぼる。川村先生は30代のときに、大学病院で膵臓外科の専門医だったが、あまりの長時間の手術と連日の激務により、腰椎椎間板ヘルニアを患い、34才のときに手術を受けた。それを機に大学病院をやめて、西洋医学と東洋医学をとりいれた医院を36才のときに開業することになる。
実はその後も、川村先生は55歳でヨガに出会うまで20年近く、さらに腰痛、うつ病、アトピー、大腸ポリープなどにずっと悩んでいたという。ところがヨガと出会い、体がやわらかくなっていくにつれ、すべての症状が改善されたのだ。
「自分が健康になったヨガの理論をとりいれて、お年寄りの方々に毎日楽しく続けられるように考えたのが、“ひざ裏のばし”なのです」(川村先生)
楽しく「ひざ裏をのばす」グッズ開発
“ひざ裏のばし”の本がヒットし、川村先生がテレビにも出るようになるにつれて、「腰の痛みがラクになりました」「背筋がのびました」「血圧が下がってきました」「歩くのが早くなりました」と、続々とお礼の手紙やメールが先生や出版社に届くようになった。
「軽い運動を続けることは、万能薬なのです」と川村先生。
さらに川村先生は“ひざ裏のばし”ストレッチをとりいれた「寝たきりゼロ」運動を開始した。診療が休みの日には、“ひざ裏のばし”の実演つきの講演会で全国を飛び回っている。
「“ひざ裏のばし”は、1回5秒でもよいので、楽しく続けることが大切なのです。ご高齢の方や体の固い方などには、“ひざ裏のばし”のポーズがなかなかむずかしい方もたくさんいらっしゃいます。そんな方にもお役にたてるよう、ひざ裏を簡単にのばせるオリジナルグッズを開発しました。気持ちよくツボを刺激するボールと、体が固い人にも長さがちょうどよいタオルです。これにはやわらかさの目安マークがついてるから便利ですよ。ベッドの上などで、座っていてもできます」(川村先生)
タオルとボールで、同時に体幹や足裏も鍛える
川村先生は語ります。「どんなストレッチをしたら、体と心が元気になるか、実は患者さんがすべて教えてくれました。このグッズも、ヨガ教室のみなさんと患者さんたちにたくさん試して頂いて、最適な長さと固さのタオルとボールができあがったのです。私のヨガメソッドで日本中の方に100才まで健やかに楽しく生きてほしいと思っています。毎日5秒、みんなでひざ裏をのばして、ピンピンコロリを目指していきましょう!」。