手を縦にこすればお金持ちになれる!? いますぐ実行できる金運アップのコツ

暮らし

公開日:2018/12/24

『しあわせを呼ぶお金の運の磨き方』(龍羽ワタナベ/サンマーク出版)

 お金持ちになりたい! それもできるだけ無理せず、自然と金運をアップできれば最高。そんな正直な願いを持つ人に、カジュアルな金運アップのコツを教えてくれるのが『しあわせを呼ぶお金の運の磨き方』(龍羽ワタナベ/サンマーク出版)だ。

 著者は横浜市出身の日本人女性だが、一念発起して台湾で起業。現在では 台湾No.1の女性占い師として知られるほか、数々の事業を成功させている。

 本書には、著者が台湾で出会った華僑の成功者たちから学んだ金運アップのコツが満載だ。いますぐ実行できるおまじないから、お金を呼び込む意識の変え方まで、読みやすい文章でどこから読んでも楽しく学べる。

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■華僑の成功者の共通点

 著者が、現地の成功者と接して気付いたこと。それは、彼らは「見えない世界」を大事にしているということだ。具体的には、運気の良し悪しを重要視すること、死後の世界やご先祖様を尊ぶなどの行動となる。

 運をアップするためには“得を積む”ことが欠かせない。そのため、華僑の間では各種のボランティアも盛んであり、なかには大きな功徳を積むために、骨髄提供などのボランティアを行う人も。また遺産相続などで大きな不労所得を得たときなどには、高額の寄付をして運気のバランスをとるなどの行為もポピュラーだそうだ。

 華僑の人たちは、ビジネスの判断基準に人相占いを活用することも挙げられている。 鼻の頭と小鼻が丸く豊かな人が吉相だそうだ。

■お金と仲良くなれる人、なれない人

 お金は自分を好いてくれる人が好きだ。お金と仲良くなりたければ、お金を好きな気持ちに素直になり、手元に来てくれたお金に感謝しよう。お財布をきれいに整理しておくことでお金はさらに喜ぶ。

 一方、「お金がない」が口癖の人はいますぐストップ。マイナスの気を放つ人のところにはお金は寄ってこない。ビジネスの上でも、「お金に困っている」アピールする人は警戒されるもの。結果的に良い商談も遠ざかってしまうというわけだ。

■今すぐトライ! 金運アップには「手と口」がポイント

 一瞬で金運を上げたい人には、「手を胸の前で縦にこすり合わせる」「口角をキュッと上げる」の二つのおまじないがおすすめ。

 お金の受け渡しを行う手はお金の出入り口となっている。金運パワーあふれる手にバージョンアップするには、両方の掌を合わせて縦にこするのが吉。手相の世界では、縦線はポジティブ、横線はネガティブな状態を表すので、縦にこすって縦線を強化するのだ。手が温まったら親指と小指の付け根を丁寧にもんで血流アップ。

 さらに口は、金運を受け止める大事なパーツ。金運がこぼれ落ちてしまわないよう、いつでも口角を上げておくことで金運がキープできる。まさに笑う門には福来る!

■良い循環を生むお金の使い方

 運気の上がるお金の使い方についてもアドバイスが。

 お金は別名「お足」とも呼ばれるぐらい、活発に動き回るのが本来の姿。支払期限は必ず守り、買い物をするときは前向きにお金を送り出せば、お金のエネルギーにも活気が生まれ、次には仲間を連れて帰ってきてくれる。

 明るく支払いするためには自分が本当に欲しいものを見極めておく目も必要だ。本当の無駄遣いとは、支払う金額の大小ではなく、自分が望まないものにお金を払う行為だという。本当に好きなものを買って、さらなる吉を呼ぼう。

■金運アップへの最短ルートは自分が輝くこと

 このように金運アップのテクニックは数多くあるが、「真の金運アップは自分を磨くこと」と著者はいう。お金は光るもの(宝飾品だけではなく、手入れの行き届いた鏡や靴なども)を好むが、最強なのは自分自身がキラキラと輝くことだ。教養を身に付けたり、成功した人の話を聞くなどして自分を磨こう。仕事のうえでもたえず切磋琢磨していれば邪気も寄りつかなくなる。

 お金を好きな気持ちは大切にしたいが、お金だけに執着しないことも重要だ。お金に目が眩み、悪事を働いてしまうような人は、輝きがないので結局お金に嫌われてしまう。

 その他、本書には運気アップのメイク方法や入浴法、トイレの使い方から直感の鍛え方など、生活に取り入れやすい数々のヒントが紹介されている。

 タイトルにあるとおり、運は自ら磨くもの。まずは自分の内と外を光らせて、積極的に金運とハッピーを呼び込もう。

文=桜倉麻子