うつむいて髪の毛を洗うのはNG!? 良かれと思ってるヘアケア、もしかしたら逆効果かも…
公開日:2018/12/29
「もう若くないから」「時間がないから」「忙しいから」という気持ちが日常の中に増えていくと、自分に時間をかけることが減っていく。だが、そんな生活を続けているときこそ、「最近、自分にうっとりしているだろうか」という問いを投げかけ、美しさを磨く方法を考えてみてほしい。
例えば、普段の生活の中であなたはこんなNG行動を習慣化してはいないだろうか。
・うつむいて髪の毛を洗っている
・ファンデーションは指でのみつけている
・コスメは使い切るまで何年経っても捨てない
・好きなモデルの写真を飾り、その人を真似している
これらのチェック項目にドキっとした方は『「極上のキレイ」はあなたの手で生み出せる 髪、肌、ボディ――すべてが艶めくHIGUCHI式メソッド』(樋口賢介/大和出版)で美意識を生まれ変わらせ、“自分史上最高にキレイな私”になってみよう。
著者である樋口賢介氏は東京・神楽坂にあるトータルビューティーサロン「HUGUCHI」を経営する、予約半年待ちのカリスマ美容研究家。全国で美容にまつわる講演会やセミナーを行い、独自の美容メソッドが学べるスクールも開講している。
自分の肌や髪を愛おしむようにケアすれば、やがてあなたはあなたと恋に落ち、自分を大切にするようになるでしょう
そう語る樋口氏の美容術には、目から鱗な新常識が詰め込まれている。
■頭皮は5~6倍も乾燥しやすい!
肌をたっぷりと保湿している方は多いが、頭皮はどうだろうか。実は頭皮は肌よりも5~6倍も乾燥しやすく、同じような洗い方を続けていると油分が過剰に分泌されて、さらに乾燥が進んでしまう。
そこで大切になってくるのが、髪のハリやコシを守ること。そのために意識してほしいのが、ツヤめきヘアを作る6つのポイント。
(1)2日に一度の「夜シャン」が基本
(2)アミノ酸系シャンプーを選ぶ
(3)38~40℃のお湯で十分に「湯シャン」する
(4)うつむいて洗わない
(5)頭皮にも朝晩「化粧水」と「美容液」を
(6)1日数回のブラッシングを習慣にする
ヘアケアは良かれと思っていることが逆効果になっている場合もあるので、詳しくは本書をチェックしてみよう。
また、シャンプーをするときは洗い方や洗う部位にもこだわりを。日々の生活の中には、カラーリングやパーマ、紫外線など髪を傷めてしまう要素がたくさん溢れているからこそ、正しいヘアケア法で守っていこう。
■水いらずの「コットンクレンジング」とは?
美肌になるためには特別なスキンケアが必要なように思える。しかし、樋口氏が提唱しているスキンケアは「大きめのコットン」「クレンジング剤」「化粧水」のみを使用するというシンプルなもの。このシンプルさこそが、美肌を作るカギとなっている。
例えば、顔全体のクレンジングを行うときはクレンジング剤を顔にのせ、コットンを使用しながら拭き取っていくのが樋口流。
使用するクレンジング剤は肌に必要な潤いをキープしながらも汚れがしっかりと落とせる「ミルクタイプ」のものがおすすめ。クレンジング剤はたっぷりと使用し、摩擦によるダメージを与えないようにしよう。
こうした「コットンクレンジング」は、洗い流さず完璧にメイクをオフできるのが魅力。衰えていたターンオーバー機能も回復し、むくみやたるみが解消される。さらに、皮脂がクリームや美容液の代わりとなってくれるので、肌本来のみずみずしさも蘇るのだ。
美しさを保つケア法だけでなく、キラツヤ感を与える「美開運メイク」も知れる本書は自分磨きを楽しくしてくれる。誰かの真似ではなく、自分らしい美を追求することの大切さも教えてくれるので、本気で「変わりたい」と思っている方は、HIGUCHI式美容メソッドで自分らしさを活かしながら美しくなってほしい。
文=古川諭香