40歳を目前に-9 ㎏成功! ズボラさんでも大丈夫! 1日3分の「のばしゆらし体操」がスゴい

健康・美容

公開日:2018/12/25

『のばしゆらし体操』
(橋本はづき/主婦の友社)

 アラフォーになると急に、ヤセにくくなる、腰痛や肩こりが治らないといった悩みが…。じつはこれ、からだが縮んでいるからだとか。縮みを改善すれば、ヤセやすくなったり、からだの不調がなくなったり、さらには姿勢も良くなって、気持ちまで明るくなるのだそう。そんな驚きの方法を紹介しているのが、『のばしゆらし体操』(橋本はづき/主婦の友社)です。

 のばしゆらし体操とは、テレビや女性誌などで活躍するヨガインストラクターの橋本はづきさんが、骨盤矯正とヨガのいいとこどりをして、“ゆらす”と“のばす”のポーズを組み合わせた体操。体験者の中には、10kgヤセた上に股関節が柔らかくなって180度開脚ができるようになったという驚異の変化を遂げた70代女性や、原因不明の腰痛が改善したという50歳女性も。なんでも、1日3分続ければ一生モノのからだが手に入るとか。

 特徴は、運動がニガテでもからだが硬くてもできること。現在46歳という橋本さんの表情や体のラインもすごくきれいだし、これはすごいかも!? と筆者も試してみました。

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■骨盤などが動きにくい人は危険信号

 からだが縮む原因は、加齢やスマホ、デスクワークなどによる悪い姿勢で、ほとんどの人は肩や背中やおなか、腰、ひざ裏など、あちこちが縮んでいるのだとか。筆者も仕事柄、日中はほぼ座りっぱなし。下っ腹の膨らみや、歩くときに左側のヒザだけが痛むことに悩まされていました。整体師からは「股関節がかたくて、放っておくとギックリ腰になりますよ」と言われる始末。

 まずやってみたのは、からだのチェックテスト。骨盤、肩、体幹の3カ所を動かし、インナーマッスル(からだの深部にある筋肉)がちゃんと使えているかをチェックします。体幹をチェックする「長座」は、座って両脚をまっすぐにのばし、ひざ裏を床にしっかりとつけて背筋を伸ばすという動き。シンプルなポーズなのに、ひざ裏を床につけようとすると背中が曲がるし、背筋を伸ばすとひざ裏が浮いてしまって、足がプルプルプル……。


 からだの衰えを実感できてしまったのは切ないけれど、のばしゆらし体操を続けることで、このポーズが必ずできるようになるというから、体操のやり甲斐があるというもの!

■からだが気持ちよ~くのびて足がポッカポカ

 いよいよ、のばしゆらし体操へ。ベーシックの動きは、「おなかのばし」「腰ゆらし」「首・肩のばし」「上体ゆらし」「ひざ裏のばし」「足ゆらし」の6種類で、全部やって、わずか3分。しかも、本当にからだをゆらしたり、のばしたりするだけなので、跳ねたり飛んだりする体操というより、ストレッチという感じ。縮こまっているからだが気持ちよ~くのびていくのが感じられます。ひと通り終えた後は、デスクワークで冷え冷えになっていた足先がポッカポカに。

【おなかのばし】




 まさに、マッサージや整体院で施術してもらったときと同じ感覚。下腹の引き締めやくびれづくりなどの美容面だけでなく、首や肩のコリや腰痛を防いで姿勢も良くなるという健康面もしっかりカバーしてくれるとか。

【腰ゆらし】




■面倒くさがりでも続けられそう

 1週間ほどで効果が見え始めるという、のばしゆらし体操。体験談でも「80歳や90歳になっても続けたい」という声が目立つように、3カ月がんばって続ければ、気持ちよくなることをからだが求めて、体操をせずにはいられなくなるらしい。できれば、スッキリとしたからだで毎日を気分よく過ごしたいから、からだに不調を感じ始めた今が始めどきかも。アラフォー以降のダイエットできつい運動や極端な食事制限をするのは老化を進めてしまうだけだと言うし……。

 1日わずか3分といっても、やることが多かったり、きつい内容だったりすると、面倒くさがりの筆者のような者にとっては続けるのが大変。そうではなく、たった6つの動きを気持ちよくできるのが、のばしゆらし体操のいいところ。腹式呼吸や、正しいポーズの取り方さえ頭に入れてしまえば、テレビを見ながらでも続けられそうです(どこまでも面倒くさがり)。

文=吉田有希