アニソンDJセレクト!2018年ベストアニソントップ20&2019年ブレイクアーティスト
公開日:2018/12/30
アニメの顔とも言える存在・アニソン。最近ではマスメディアやロックフェスなどで扱われることも多く、その人気は確かなものと言っても過言ではありません。しかし2018年はテレビアニメだけでも200本以上の新作が生まれたため、主題歌だけを考えてもその2倍程度のアニソンが生まれたことは確実。さらに挿入歌や劇場公開アニメなどの存在を考慮すると、その数は膨大なものに……。
それほど大量に生み出されるアニソンを欠かさずチェックしている人も、なかなか少ないはず。そこで今回は、アニソンを浴びるように聴いているであろうアニソンDJの50人にアンケートを実施。「2018年のベストアニソントップ5は?」という質問に答えてもらい、“2018年必聴”と言えるアニソンを選んでみました。まずはランキングのトップ20~11位まで一気に紹介します。
『グランクレスト戦記』や『スロウスタート』は名曲揃い
20位:360°星のオーケストラ(petit milady/『七星のスバル』OP)
19位:Jewelry(早見沙織/『カードキャプターさくら クリアカード編』ED)
18位:鮭とイクラと893と娘(新田義史/『ヒナまつり』ED)
17位:Starry(綾野ましろ/『グランクレスト戦記』OP)
16位:凛(ASCA/『グランクレスト戦記』OP)
15位:Violet Snow(結城アイラ/『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』イメージソング、挿入歌)
14位:UNION(OxT/『SSSS.GRIDMAN』OP)
13位:スパッと!スパイ&スパイス(ツキカゲ/『RELEASE THE SPYCE』OP)
12位:歌えばそこに君がいるから(鈴木このみ/『LOST SONG』OP)
11位:Fire Ground(Official髭男dism/『火ノ丸相撲』OP)
ここで注目したいのが16位と17位に前期と後期のオープニングテーマがランクインした『グランクレスト戦記』。票が割れたため惜しくもトップ10入りは逃しましたが、それだけ名曲が揃っていたということでしょう。オープニングテーマ『ne! ne! ne!』とキャラクターソングで票が分散した『スロウスタート』や、後述する『刀使ノ巫女』も同様の傾向ですが、今年のアニソンシーンにおいてどの作品も確かな存在感を示したのは間違いありません。
アニソンDJはエンディングテーマがお好き? トップ10を一気にチェック!
10位:徒花ネクロマンシー(フランシュシュ/『ゾンビランドサガ』OP)
「インパクトとパワー、格好よさをこれでもかと叩きつけてくる快作」「巽プロデューサーの動きが本当にうざくて最高」
9位:Bitter Sweet Harmony(中島愛/『すのはら荘の管理人さん』OP)
「まめぐらしさ満点のポップス」「直接的な表現はないけど、歌詞に管理人さんの主人公への想いが込められていて今年一番グッときた」
8位:耽溺ミラアジュイズム(kradness/『ニル・アドミラリの天秤』OP)
「大正レトロ作品にディスコな曲調、あえての洋装が◎」「最高にブチ上がる」「全カットが楽しい映像と共に癖になる」
7位:ふゆびより(佐々木恵梨/『ゆるキャン△』ED)
「アニメイベントと聖地となる学校でのイベント、共に最高の演出で聴けて感激」「聖地の冬景色に合う」「夏も聴いていた」
6位:Keep the Heat and Fire Yourself Up(Fear, and Loathing in Las Vegas/『覇穹 封神演義』OP)
「中華風味のなんちゃらラスベガスも最高」「ベガスのアニソンでも一番のかっこよさ、インパクトオメガ級」
5位:心のメモリア(衛藤可奈美、十条姫和、柳瀬舞衣、糸見沙耶香、益子薫、古波蔵エレン/『刀使ノ巫女』ED)
「言葉にできないくらいの気持ちをもらえる近年一番の神曲」「ピアノのイントロにすべてが詰まってる」
4位:Save you Save me(衛藤可奈美、十条姫和、柳瀬舞衣、糸見沙耶香、益子薫、古波蔵エレン/『刀使ノ巫女』OP)
「『刀使ノ巫女』は名曲ばかりだけど疾走感のある曲調と歌詞が好きなのでこれ」「第1話EDとして、プロローグをびしっと〆ていた」
3位:シャイニング・ピース(音楽少女/『音楽少女』ED)
「笑って泣ける1曲」「はなこ」「最高の主題歌兼挿入歌」「この曲のいろんなバージョンを集めたアルバムのタイトルが『シャイニング・ピーシーズ』。泣いた」
2位:Harvest Moon Night(ミコチ、コンジュ/『ハクメイとミコチ』ED)
「酒を飲みたくなる」「春の夜、月明かりに照らされて踊りたくなる民族音楽+ミクスチャー」「「作中のふたりの歌姫による楽曲。2話での挿入歌としての使われ方が大好き」
1位:ここから、ここから(玉木マリ、小淵沢報瀬、三宅日向、白石結月/『宇宙よりも遠い場所』ED)
「毎週、この歌が流れるときは大体目頭が熱くなっていた」「何と言っても最終話での歌詞のシンクロ具合やテロップ演出が印象的」「本編との歌詞のリンク具合が抜群。曲の構成も完璧で本当にすごい」
2018年の当ランキングは、エンディングテーマがトップ3を占めるという結果に。いずれの作品もオープニングテーマも印象的でしたが、エンディングテーマも作品に絶妙にマッチして最高の彩りを添えていました。特に『宇宙よりも遠い場所』最終話でエピローグで寄り添うように流れる『ここから、ここから』は、1年のアニメ/アニソンシーンのハイライトのひとつでしたよね。
2019年ブレイクアーティスト/コンテンツは?
続いて、アニソンDJ50人に聞いた「2019年にブレイクしそうなアーティスト/コンテンツは?」のランキング結果です。こちらはトップ5をご紹介。
5位:DEVIL NO ID
4位:和島あみ
3位:ガールズフィスト!!!!
2位:温泉むすめ
1位:八月のシンデレラナイン
昨年の同ランキングから引き続きランクインした『温泉むすめ』を抑え、1位となったのは2019年のアニメ化が発表されているスマートフォン用ゲーム『八月のシンデレラナイン』。上記したアニメPVで使われた『世界でいちばん熱い夏』のカバーを皮切りに、これまで楽曲を重ねておりアニソンDJの心を掴んでいるようです。はたしてDJ陣の予想通りブレイクを果たすのか、それともまだ見ぬアーティスト/コンテンツが話題をさらうのか。2019年も数多く生まれるであろうアニソンをたくさん楽しみましょう。
文=はるのおと