「将来こんな薬剤師になりたい」「同業者として悔しい!」 薬剤師が主人公の医療漫画『アンサングシンデレラ』が大好評!
更新日:2024/12/2
薬剤師を主人公とした新たな医療漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』の第1巻が、2018年11月20日(火)に発売された。一般の読者だけでなく医療関係者の間でも広まっており、「共感できるし勉強にもなる素晴らしい作品!」と絶賛されている。その反響の大きさからAmazonや楽天ブックスでは品切れになるほど。すでに「実写化してほしい」という声もあげっている。
同作の主人公・葵みどりは、総合病院の薬剤部に勤める新米の薬剤師。病院の薬剤師は、医師から患者に出された処方箋に従って薬を提供するのが主な仕事だ。一見簡単そうに見えるが、膨大な薬の知識を持って処方箋を正しく読み取ることが出来ないと務まらない。葵は日々大量の処方箋に目を通し、正しい薬を処方していく。
処方箋に疑問があれば、「疑義」と呼ばれる問い合わせを行うのも薬剤師の仕事。しかし葵の周りでは疑義を疎ましく思う医師も。葵自身も「もしかして薬剤師っていらなくない?」と疑問を持つが、先輩からのアドバイスや患者との触れ合いの中で薬剤師としてのプライドを持ち始める。
医療漫画や医療ドラマは数多く存在するが、薬剤師が活躍することはなかなかない。そのため「薬剤師のことを全く知らなかったことに気づかされた」「未知の世界だけど説得力があって面白い」「こんなに患者のことを考えてくれる人たちなんだ」と興味を持つ人が続出している。
実際に医療の現場で働く薬剤師からも、「薬の知識も正しいし院内の描写もリアルで驚いた」「みどりちゃんの説明が分かりやすくて同業者として悔しい!」「登場する医療従事者の反応がとてもリアルだからこそ、葵さんに感情移入して一喜一憂してしまいます。トラブルの原因を考えながら読むのも楽しい」「このマンガでもっと病院薬剤師のことを知ってもらえたらいいな」と大好評。単行本は病院の待合室や医学部の図書室などにも置かれているようで、「将来こんな薬剤師になりたいって目標ができた」「勉強や研修に気合いが入る」と薬剤師を目指す学生のバイブルにもなっているようだ。
第1巻のカバー下には、薬剤師にとって重要なある文章が…。見つけた人の間では、「このマンガの本気度を感じた」「正にこの作品のテーマを表してる」と話題だ。書店では漫画コーナーだけでなく、医学書の棚に置かれていることも。葵の活躍を応援しながら、私たちにとって身近な薬のことを学んでみては?
【1巻レビュー】
薬剤師っていらない存在なの? 危ない“処方箋”は1日に何枚ある? 葛藤を抱えながら、患者を救う『アンサングシンデレラ』