【超簡単】“ちょい足しハイライト”で美人鼻に! 人気ヘアメイクが教える、もっと可愛くなれるメイクのヒント
公開日:2018/12/26
女優やモデルからの指名が絶えず、雑誌で提案したテクニックが読者投票で常に上位にランクインするという人気ヘアメイクアップアーティスト・千吉良恵子さん。『毎日可愛くなれる メイクのヒント』(講談社)では、美容雑誌「VOCE」に掲載された過去3年間の作品に新たなメイクを加えて紹介しています。
シチュエーションや悩みに合わせて、その人に寄り添ったメイクに定評がある千吉良さん。本書にも「おうちデート」や「いつもの仕事」といったシチュエーションや、「メガネをかけたら」「インスタ映えを狙いたいとき」など目的やファッションに合わせたメイクが紹介され、そのバリエーションといったら毎日顔を変えられるほど! テクニックというよりヒントと呼ぶのがふさわしい、誰にでも真似できそうな簡単さが特徴です。
なぜそのメイクが効果的なのか、説得力のある言葉にも注目を。たかがメイク、されどメイク。それぞれのヒントに添えられた千吉良さんの言葉を読めば、恋も仕事もメイク一つで成功に導かれる、そう思わずにはいられません。
■彼との距離が縮まる「おうちデート」顔
「おうちデート」で大切にしたいのは、「メイクしているふうではなく、ドキドキしてポッとにじみ出たような頰の赤みや唇のピュアな色素」。つまり、もともと持っている肌の血色を活かすメイクです。
チークをやや下になじませてあどけなさを演出し、リップは唇の丸みを活かすようにラフに塗り広げてタッチしたくなる柔らかい印象に……なんて、彼との距離が縮まること間違いなし! ラフなヘアスタイルやルームウェアにも似合いそうなメイクです。
■発する言葉に説得力を持たせる「プレゼン」顔
お仕事で勝てるメイクも! たくさんの人の視線を集中させたいプレゼンでは、「内側にきゅっと寄った求心的な印象をつくれば、発する言葉に説得力を持たせられる」。
ブラウン系のアイシャドウで眉にエッジを出した後は、アイラインや、普段はしない下まぶたメイクも投入すれば、プレゼンの結果もついてくるはず! ちなみに、いつものお仕事では、上から蛍光灯で照らされるオフィスで目の下に影が出やすいため、下まぶたはノーメイクのほうがいいそうですよ。
■2秒でできそう! 美人鼻になれる「ちょい足し」ハイライト
千吉良さん本人が撮影の際にこっそり取り入れているという、秘蔵の裏ワザも公開されています。その一つが、鼻筋がスーッと通った美人鼻に見えるハイライト。眉間から小鼻脇より上まで、だんだん細くなるようにハイライトを入れるだけ。ちょっと足すだけのテクニックが、仕上がりの完成度をグッと上げるのだとか。
他にも、肌ツヤを重視するという美肌ベースの作り方や、千吉良さん特有の“ハッピー感”を押し出すために欠かせないチークのヒント、千吉良さんが何度もリピートしているという「最愛コスメ」など、知って得することが多岐にわたって紹介されています。
■もっと頑張りたいときも、うまくいかないときも
まずは自分が楽しむことで、まわりの人までハッピーになってしまうという千吉良さんのメイク。大事なのは、この色しか似合わない、このテクニックは使えない、などという固定観点を捨てて、自由になることだとか。いろいろなメイクにチャレンジすることで、たとえば赤リップなど、苦手意識のあったアイテムが実は似合うと気づくことも。今年30年目に入ったという実力派ヘアメイクだから確信を持って言えることではないでしょうか。
本書は、「ハッピーになってほしい」「ポジティブな気持ちになってもらいたい」と、まるで隣にいてアドバイスしてくれるような愛情と優しさをもって、すべての女性を応援してくれる千吉良さんの自信作。恋や仕事に頑張りたいとき、うまくいかないときにも試してみたい、とびきりのアイデアと温かい言葉が詰まっています。
文=吉田有希