この1冊で日本中をグルメ旅行!? バズったソウルフードを完全レシピ化!
公開日:2019/1/7
テレビなどでよく取り上げられる「ご当地メシ」。紹介されているのをみると「美味しそうだな」「食べてみたいな」という気持ちになりますよね。でも、遠いし、わざわざそのグルメを食べるためだけに時間とお金をかけて行くのは…と結局食べに行かないという結果になっていませんか? いつか食べよう、その「いつか」は、待っているだけでは一生来ません!
そこで、そのご当地メシを自分で作ってしまおうというのが、『県民バズごはん』(リュウジ/飛鳥新社)です。北海道から沖縄まで、一度は耳にしたことがある料理から初めて出会うものまで、全94レシピが掲載されています。
著者のリュウジさんは、ツイッターのフォロワー数が40万人を超える、人気の料理研究家・レシピライター。「今日食べたいものを今日作る」をコンセプトに、身近な材料で手早く作れるレシピをツイッター(@ore825)に日夜投稿しています。アイデア溢れる食材の組み合わせや調理法で、フォロワーから絶大な信頼を得ています。
本書は、各都道府県の地元メシを取り上げていることはもちろんなのですが、疲れて帰ってきても、簡単に手早く作れる「爆速」だということです。ほとんどのレシピが手間要らずになっているので、仕事帰りなどでも短時間で家族が満足する料理を作れるのです。
例えば、福岡県福岡市の「焼きラーメン」。とんこつスープを加えながら焼く屋台発祥の料理ですが、ブタの骨等煮込まずに、インスタントのとんこつラーメンであっという間にお安く作ることができちゃいます。
また、珍しい県民ごはんも多く紹介されています。たとえば静岡県のシンプルで美しい郷土料理「たまごふわふわ」。卵料理の芸術と言われています。材料は、卵と出汁。メレンゲ状にした卵を出汁の中に入れて火にかけるだけで、ふわっふわの卵が出来上がります。口の中でとろけるような驚きの感覚です。
SNSでバズった超人気県民メシはもちろん、書きおろしも大幅に加えた94レシピを一挙に公開しています。テレビなどでみた地元メシを誰でも簡単に再現できますので、その土地に行った気分になって作ってみてはどうでしょうか?
文=桜子