『HUNTER×HUNTER』休載期間に考察!「暗黒大陸」で回収されそうな3つの伏線
更新日:2020/5/7
【伏線その2】ゾルディック家の末子・カルトが幻影旅団に入った理由は、アルカを救うため…?
ゾルディック家は主人公・ゴンの親友であるキルアの生家です。ゾルディック家には5人の子供がおり、その全員が父親から「幻影旅団には手を出すな」という教育を受けて育っています。しかし、長男のイルミと、末っ子のカルトは、手を出すどころか旅団に入団してしまったのです。
イルミの入団理由はヒソカからの依頼とのことですが、カルトは「兄さんを取り戻すため」といっています。
カルトには4人の兄がいます。そのうちのひとり、四男のアルカは、ある条件を満たすと「ナニカ」に変化するという特殊な能力を持っていますが、このナニカは、暗黒大陸の5大災厄のひとつ、「ガス生命体アイ」だと見られています。
その証拠に、33巻ではナニカ自身が幕間で「暗黒大陸出身です」と明言していました。また、ジグ・ゾルディックという人物がかつて暗黒大陸に渡っていたことも判明しています。おそらく、このジグという人物が、ゾルディック家にガス生命体アイを持ち込んだのでは、という見方をする読者もいます。
もし、カルトが取り戻したいと願う兄がアルカを指すならば、ナニカの出身地へ行き、ガス生命体アイの正体を解き明かすために旅団に入ったということも考えられます。謎多き存在のナニカですが、どうかカルトがその謎を解明してくれることを願うばかりです…。
余談ですが、ゾルディック家は、ジグ、キルアの祖父のゼノ、父のシルバ、キルアは銀髪なのに対し、アルカをはじめとする他の兄弟と、母親のキキョウは黒髪です。単純に両親のどちらに似ているかというだけの問題なのか、はたまた黒髪の兄弟たちはアルカのように暗黒大陸の災厄と関係があるのか…? この謎も解き明かされることを期待しています…!