社会人の大難関「謝罪」はこうやって切り抜けよう。手土産を渡すタイミングは?【愛され社会人の新常識】連載第6回
更新日:2019/1/16
「ビジネスマナー」は表面的、儀礼的なものというイメージを持っていないだろうか。あるいは、自分はそれくらいのことはもう知識として理解しているよ、という人もいるかもしれない。
でも、マナーとはそもそも人がお互いに“気持ちよく”過ごすためのツール。相手の心を動かして、自分も気分がよくなれば、一挙両得だ。この連載では『ビジネスマナーの解剖図鑑』(北條久美子/エクスナレッジ)から、あなたが社会人として“もっと愛される”ための秘訣をいくつかご紹介していきたい。どれも現場ですぐ活用できるコツなので、あなたをより魅力的に演出してくれる心強い特効薬になるはずだ。
■「ただ謝ればいい」という態度は間違い。ではポイントは? (本書108~109ページ)
社会人になれば大なり小なり失敗を犯してしまうのは仕方がない。だが、仕方がないからといって開き直っていては大人としての姿勢を疑問視されかねないし、時にはあなた個人が悪いわけでなくても取引先に謝罪をしなければならないというシチュエーションもあるだろう。世知辛い世の中だ。
だが、そう愚痴を言ってはいられない。社会人として謝罪するときには、あなたは会社や組織の「顔」として見られるので、誠意ある対応が必要だ。急な謝罪を要する際にも慌てなくて済むように、真摯な態度を伝えるための謝罪の手順を今のうちに覚えておこう。ビジネスマナーは、「転ばぬ先の杖」としても役立つのだ。
本書では、挨拶の仕方といった社会人の基礎情報から、接待や雑談の仕切り方まで、いろいろなシチュエーションで役立つマナーの秘訣を、やさしく解説してくれる。どの項もイラストで要点をおさえているのでわかりやすく、自分の会社にもいそうな登場人物たちが例になって教えてくれるから、堅苦しいと思っていたビジネスマナーでも頭にも入りやすく身にもつきやすいと感じるだろう。本書を片手に、新年のスタートダッシュに賭けてみるのはどうだろうか。
文=田坂文