包丁・まな板・ボウルはいらない! コンロ1つのキッチンでも、たった5分で絶品料理!
公開日:2019/1/24
コンロ1つのキッチンで料理はラクラク
一人暮らし用のキッチンといえば、コンロは1つ。フライパンがやっと入るほどの小さなシンク。まな板一枚がのる程度の狭い作業スペース…。
こんなミニキッチンじゃあ、料理なんて無理! とあきらめている人も多いだろう。キッチンが狭いと、料理をやる気が起きない、キッチンが狭いことを理由に料理しない人も多いことだろう。
そんな人こそ、手に取ってほしいのが本書、『包丁 まな板 ボウル必要なし コンロ1つで自炊Lesson』(主婦の友社)だ。
大活躍の料理研究家・金丸絵里加さんの
10年にわたる実生活からうまれたワザ!
この本の監修者の料理研究家・金丸絵里加さんは、コンロ1つの超狭キッチンに10年以上住み、そこで、自炊はもちろん、料理研究家として仕事用の試作までもこなしていたという経験の持ち主。そう、まさにコンロ1つキッチンの達人なのである!
金丸さんの長年の実体験をもとに考えられた、本書の台所システムとは、「ものは少なく、ものは小さく」。
コンロ1つのキッチンではフライパンは20cmが正解だった!
たとえば、フライパン。大は小を兼ねると、直径24~26㎝の大きめのフライパンを買ってしまったという方も多いだろう。しかし、これはじつは非効率!
理由は簡単、道具が大きいと、単純にシンクに入らないからだ。洗うのが大変だと、料理することが苦痛になってしまいかねない。
しかし、道具が小さくなれば、洗い物がだんぜんラク。作業スペースを占領されることがなく、調理もスムーズ。収納も苦労しなくてすむ。
コンロ1つのキッチンでは、フライパンは、口径18~20㎝、なべは口径16~18㎝の小さめがおすすめなのだという。
包丁はキッチンばさみでOK! まな板はいらない!
そう考えると、包丁もくだものナイフ程度のミニサイズで十分。包丁は使わず、キッチンばさみだけでも料理はかなりできるため、まな板さえも不要に!
この本では、レシピの2/3以上が、包丁やまな板、ボウル、菜箸などを使わず、調味料はコンビニや小さなスーパーで調達できる、まさに超狭いキッチン用にレシピが考案されている。
その一例をご紹介しよう。
どれも、普通のキッチンで作るのと同じ、いやそれ以上のおいしさ。しかも、狭いキッチンだからこそ、余分な手順を省き、調味料や材料をシンプルにした厳選レシピになっている。
ひとり暮らしをはじめる人はもちろん、これから料理をやってみたい人、料理をしているけれど、なんとなく面倒な人にもおすすめ。簡単においしくできるから、モチベーションがアップ。
コンロ1つだからと、あきらめることなかれ! ミニキッチンにジャストフィットした、本書で、おいしく、楽しく、続けられる自炊生活を始めてみよう!
文=杉岾伸香
イラスト=イトウエリ
写真=佐山裕子(主婦の友社)