ダイエット中の居酒屋でも「ほっけ」はOK! 食べるほど若くなる3つの食べ物
更新日:2019/1/23
年末年始はイレギュラーなスケジュールで忙しく、忘年会や新年会で暴飲暴食。翌朝、鏡に映るむくんだ顔や、やつれた顔にぎょっとする──。もう年だし仕方ない、と諦めるのはまだ早い!
『食べれば食べるほど若くなる法』(菊池真由子/三笠書房)は、ベストセラー『食べても食べても太らない法』(三笠書房)の著者である管理栄養士・菊池真由子さんのシリーズ最新作。30年間、「やせたい」「若くなりたい」と悩む1万人以上を救ってきた菊池さんだからこそ言える「何を、どう食べれば若くなるか」のポイントを、わかりやすく紹介する。その一例を見てみよう。
■「1日1個の納豆」で、見た目が10歳若返る!
納豆には、細胞の若返りに必要不可欠な成分「ポリアミン」が豊富に含まれる。「免疫細胞が若返る」「動脈硬化を起こす物質を抑える」「ダイエットにいい」と嬉しい効果が目白押しのこのポリアミン、納豆以外の食品にも含まれているが、ヒトの血中ポリアミン濃度が高くなるのは、納豆に含まれるポリアミンだけ。納豆を食べることで、脂肪の燃焼を促すビタミンB2など若返り効果のある栄養素や、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐナットウキナーゼといった酵素も摂取できる。その日の食事で取り込んだ脂肪を分解できるよう、夕食で、肌の若返りを促す亜鉛が豊富な卵と一緒に食べるのがおすすめ。
■「食べて飲んで、若くなる!」居酒屋メニューは「ホッケ」
ダイエット中でも、つき合いの飲み会は避けられない……そんな人の強い味方が、ホッケ焼き。エネルギー代謝を上げるタンパク質を豊富に含むため、ダイエットに効果的だ。アルコールを分解する肝臓は、機能を保つためにタンパク質を必要とするので、二日酔い対策にも。脂肪の分解を助けるビタミンB2、血管の若返りに効果のあるビタミンEなども豊富に含まれる。さらにホッケは、骨ごと提供されるところもダイエット向き。食事にかかる時間が自然と長くなり、脳の満腹中枢が刺激されて、おつまみの量が少なくても満足できるのだ。
■「きのこ」は、食べれば食べるほど「腹が凹む」
年齢を重ねるほどに気になるぽっこりお腹。超低カロリーのきのこ類は、カロリーを気にせず食べられる嬉しい食品だ。きのこに豊富な食物繊維は、便秘を解消・改善し、善玉菌を増やして代謝を上げるダブルの効果で、お腹を凹ませてくれる。最近、注目されているのが、きのこに特有の成分「キノコキトサン」。エノキダケに多く含まれるこの成分は、脂肪の吸収を抑え、排出を促す働きがある。エリンギ、マイタケには、脂肪の代謝をサポートするビタミンB群も。体によい働きをする菌は、複数を一緒に食べることで効果がアップするため、こうじ菌が含まれる味噌汁に、いろいろな種類のきのこを入れて。
若さをつくる栄養素の紹介はもちろん、若返りに効果的な食材の組み合わせや、味つけのアドバイスも参考になる。菊池さんいわく、「食べ物の効能は、私たちを裏切りません。何歳から始めても、必ず効果が出ます」。いつまでも若々しく過ごしたいと願う人の、バイブルとなる一冊だ。
文=三田ゆき