豚キムチやドライカレーもOK!? がっつり食べても痩せる!「低糖質ごはん」人気レシピ
公開日:2019/2/4
「痩せたいけど、食べるのが大好きでストレス解消法でもあるから、食べないダイエットはできない! でも痩せたい!」というワガママさんが、今すぐ読むべき本が『マンガでわかる ゆるくてもやせる! 低糖質ごはん 人気レシピ50』(柳沢英子:著、まさきりょう:マンガ/池田書店)。
柳澤英子氏といえば、「簡単に痩せる」がモットーの人気料理研究家。いやいやそうは言っても味つけの薄そうなかさまし料理でしょ……と思ったあなた、侮るなかれ。豚キムチに鶏もも肉のトマピーソース煮、ポークソテーにドライカレー。「え!? そんなにがっつり食べていいの⁉」と驚くダイエットレシピをマンガ形式でおすすめしてくれる、食いしん坊には救世主のような一冊なのだ。
主人公は、ひとり暮らしの社会人・華(28歳)。仕事が忙しくて不規則な生活を送りがち。帰りも遅いからごはんを買って帰るのが基本だし、そもそも料理が苦手だから、お弁当を作ることもない。だが、てっとりばやく食べられる食事はたいてい、炭水化物や揚げ物が多い。糖質と脂質のダブルパンチで、気づけば体重は10kg増……と、なかなか働く女子には他人事ではないキャラクターである。塩分が多けりゃ顔もむくむし、肌荒れの原因にだってなる。そんな彼女がある日出会ったのが、スーパーで買えるありふれた食材でぱぱっと作れて満足感大の料理を提供する柳澤英子さんの講座だった。
「肉や魚は糖質をほとんど含まないのでカロリーを気にせず食べていい(脂の乗った鶏肉もOK!)」「レンチンしてからフライパンに材料を入れ火にかけるコールドスタートなら、焦げ付かず油はねもせず、なおかつ時短可能」「冷凍すれば長期保存もOK」などなど、料理初心者にもわかりやすいテクニックにたちまち魅了される。
柳澤さんが提唱するのは「糖質コンシャス」、カロリーよりも糖質を意識して控えめにする食事法。とはいえいきなり白米禁止! パスタNG! なんてすればストレスもたまるしそもそも続かない。米を食べるなら、そのぶんおかずを低糖質のものに変える。血糖値の急激な上昇はダイエットの大敵だから、炭水化物を食べるのは最後にするなど順番を変える。ゆる~く、できる範囲で、調整しながら、毎日のごはんを楽しく維持する方法を教えてくれる。
また、めんどくさがりや、料理初心者が陥りがちな罠が「レシピとまったく同じじゃないと作れない」。時短になるレンチンテクニックや食材の代用、料理の知恵もあわせて教えてくれるのがうれしい。華だけでなく、付き合いの飲み会で急激に体重が増加した男子も登場。彼を主人公に、太らないお酒の飲み方、さらにがっつり味の濃いものが食べたい人に向けたレシピも教えてくれるからうれしい。
一切外食しないなんて無理だし、ケーキだって食べたい。炭水化物だらけのごはんだって食べたい。そういうときは心ゆくまで飲み食べればいい。ときどきのご馳走を堪能するためにも、普段の食事を健康的にするすべを今年こそ本書で身につけたい。
文=立花もも