生理じゃない時の下腹部痛は見逃してはいけない大事なサイン? 気になる要因とは
更新日:2020/4/13
*排卵痛:排卵の時期に2~3日左右どちらかの下腹部が痛くなり、お腹が張った感じになることがあります。人によっては排卵日が排卵痛によって把握できるというケースもあります。
*膀胱炎:通常は腹痛を伴うことはまれで排尿時の痛みや残尿感・頻尿などの症状が中心ですが、炎症がひどくなると膀胱全体が痛くなることがあります。子宮のすぐ前に膀胱が隣り合わせに存在するため、膀胱からの痛みを「子宮が痛い」と勘違いすることがあります。
*蠕動痛や腸管からの痛み:子宮の周囲には腸があり、腸の動きが活発になりすぎたり、ガスや便がたまりがちになると、不定期に腹痛が出る場合があります。特に左下腹部の痛みは、腸からの痛みであることがよくあり、整腸剤や漢方で症状が軽減できるケースがあります。
一口に「下腹部の痛み」「子宮の痛み」といっても、原因は子宮以外のことも多く、これらは超音波検査や感染症の検査をしなければ判別できません。気になる症状がある場合は、いつどのような痛みが出ているのかをチェックして、早めに婦人科を受診しましょう。