たった1分で「鼻づまり」を解消! 花粉症の原因はあなたの夜の◯◯の習慣かも!? 花粉症解決にこのエクササイズを

健康・美容

更新日:2020/7/2

『鼻は1分でよくなる!──花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』(今野清志/自由国民社)

 今年もやってきました花粉症のシーズンの到来です。クシャミ、鼻水、鼻づまりなど「鼻」のお悩みは、「一生治らない」と思っていませんか。そんなあなたに朗報です。薬に頼らないで、自力で鼻の不調を改善できる方法があるんです。

 教えてくれるのは、今野清志氏。中医学をベースに西洋医学の各科の医師との交流を深め、薬を使わない治療法を確立。『耳は1分でよくなる!』や『目は1分でよくなる!』(いずれも自由国民社)など64万部突破のベストセラーシリーズを生み出し、テレビなどで話題に。今までに数多くの人の「つらい症状」を改善してきた人物です。

 そして今野氏が新著を発表しました。『鼻は1分でよくなる!──花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』(自由国民社)。この中から、皆さんのつらい症状を緩和させる方法をいくつか紹介したいと思います。

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■「鼻」の前に「口」を疑おう

 まず見直したいのは「口呼吸」。鼻のトラブルなのになぜ「口」が影響してくるのか。それは、異物を体にスルーさせてしまうからです。

 通常、鼻から息を吸い込むと、鼻毛や鼻の粘膜が、花粉・ホコリなどを絡め取りブロックします。しかし口で呼吸をすると、空気が「扁桃」を直撃することになります。

「扁桃」とは、外からの病原体を防ぐ、のどの粘膜に発達したリンパ組織のこと。口呼吸で空気が扁桃を直撃すると、扁桃部分は乾燥してダメージを受けます。そして花粉やホコリなどの異物をブロックするはずの組織がばい菌のたまり場になってしまうのです。

 ここでたまったばい菌は、白血球に感染します。ばい菌を抱えた白血球が、血液の流れにのって体中をかけめぐり、細胞の働きを狂わせます。それは「鼻」の細胞にも言えます。

 鼻炎や花粉症などのアレルギー症状は、このような「毒された白血球」が原因だという説もあります。毒された白血球を異物と勘違いして炎症をおこすのです。

 自分は「口呼吸」をしていない、と思うでしょう。ですが意外と口呼吸をしている人が多いのです。次の症状に当てはまるなら口呼吸を疑ってみましょう。

●口呼吸の主な症状 「朝、目が覚めたとき、口がカラカラ」 「起きるといつも、のどがヒリヒリしている」 「唇がカサカサになりやすい」

■内臓を圧迫する「姿勢」に注目

 次に疑いたいのは、「姿勢」です。中医学で「体質改善」を行う場合、まず姿勢を見直すことが多いと今野氏は言います。多くの人がパソコンやスマホをのぞき込むとき、背中を丸め、首を前に突きだした姿勢になっています。

 猫背は、内臓を圧迫し、自分の胃腸を押さえ込みます。また胃腸の働きが衰えれば、血流が悪くなり、体が冷える。結果、血流が悪くなります。

 人間には、自らの力で病を治そうとする「自然治癒力」が備わっています。自然治癒力を高めるには、「間違った体の使い方」「誤った生活習慣」を取り除くこと。口呼吸をやめて、姿勢を改善し、血流を活発にすると自然治癒力を高まります。結果、早い人は「その瞬間」から「鼻づまりが治った」と実感できるそうです。