たった1分で「鼻づまり」を解消! 花粉症の原因はあなたの夜の◯◯の習慣かも!? 花粉症解決にこのエクササイズを
更新日:2020/7/2
■1分で鼻がよくなる「今野式トレーニング」
花粉症など鼻のつらい症状の原因となる「体質」を改善し、正しく鼻が使えるようになるためのエクササイズをご紹介。体を目覚めさせ、体が持つ本来の機能を正常にするところからスタートです。
[1] 基本の姿勢は「百会」を垂直にする
体が持つ本来の機能を活性化して自然治癒力をグンとアップさせるには、あたまのてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」というツボを利用します。
[2] 肩甲骨スイスイ運動
肩から上の血流を促します。コツは、肩甲骨から手が生えているとイメージして肩甲骨も大きく動かすこと。1セット10回、1分休んでからまた10回をくり返す。こわばりがちな肩まわりと肩甲骨を動かすことで、鼻にしっかりと血流を送り込みます。
[3] 脇の下モミモミ
鼻炎や花粉症などからの鼻づまりを和らげる体操。脇の下を30秒くらいかけてまんべんなくもみほぐします。右の鼻がつまっているときは、左の脇を。左の鼻がつまっているときは、右の脇の下を重点的に行う。
[4] 花粉症で鼻がつまったときこそ「鼻つまみ」
花粉症などによって鼻がつまると口呼吸になりがちです。そんなときに行いたいエクササイズ。鼻をつまみ息を止めるだけ。息を止めると、鼻のなかが一酸化窒素で満たされるため、鼻の気道が広がり鼻づまりの解消につながります。
ポイントは「ちょっと苦しくなってきたかな」というところで、鼻をつまむのを止めること。息を再開したときに「ハアハア、ゼイゼイ」してしまうのは息を止めている時間が長すぎます。20秒からスタートしましょう。
どれも試してみると、症状がラクになり、爽快感が全身に巡ります。本書には、この他にも、首から上の呼吸をラクにする「鎖骨タッピング」。「ぴょんぴょんジャンプで胃腸も刺激」「全身に血流を送るもも上げ」なども掲載されています。
■本来の体質改善は3カ月かかる
即効性のあるエクササイズを中心に紹介しましたが、これらを「絶対に全部やらなければ鼻はよくならない」わけではありません。ただ「鼻をよくしたければ、一つでもいいので続けてほしい」と今野氏は言います。花粉症などの体質改善には時間がかかります。最低でも3カ月かけないと、「緩和」されたと感じられないかもしれません。
ですから今季は、上で紹介したようなエクササイズで乗り切りましょう。そして来シーズンにむけて、本書にある「花粉症の予防は3カ月前からはじめよう」の項目、そして「日常生活」で続けて欲しい「鼻が良くなる8つの習慣」も試してみてください。
あきらめないこと、続けること。これが花粉症など鼻のトラブルとの付き合い方です。
文=武藤徉子