1000人斬りの性の伝道師が教える!“富士山の頂上から見た絶景”並みのセックスとは!?
公開日:2019/2/25
「近所の公園の小山から見た景色」と「富士山の頂上から眺めた景色」はまったく違う。何の比喩かというと、セックスの気持ち良さの度合いです。
あなたはセックスが好きですか。そして楽しんでいますか。でもそのセックスは、もっと気持ち良く、快感の塊に変えられるかもしれません。何歳になっても、何年も同じパートナーとセックスしていても、快楽は得られるのです。
正しいセックスをしていれば…。
このように心強いエールを送ってくれるのは、「スローセックスの伝道師」こと、アダム徳永氏。アダム氏は、性の意義と価値を説く第一人者として、多数の著書の執筆、プライベート講習などを行っています。
今までに、1000人を超える女性たちと「本音で評価できるセックス」を重ね、性の営みを真正面から研究してきた人物です。
■日本にはセックスの教科書がなかった
アダム氏がヒアリングを重ねた結果、次のような悲しい現実が見えてきました。
“女性の8割近くが日常的に「イったふり」をしていると答えている”
「濡れたら即挿入」「力任せに胸をもみしだく」…このようなAVに影響されたセックスの結果、女性は気持ち良くないのに「イったふり」をしてしまうのだそう。
平均して20分足らず、挿入してイクためだけのセックスを、アダム氏は「ジャンクセックス」と呼んでいます。しかし、ちまたでは、ジャンクセックスが溢れているのです。
なぜ残念なセックスがはびこることになったのか。それは日本に正しいセックスの指南書がなかったから。先述したように、性の教科書はAVしかありません。そんな現状になげくアダム氏は、セックスに真正面から向き合う「教科書」を執筆。
『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書 すべての女性が「感激する」理由85』(三笠書房)は、男女両方が本当に心から満足のいくセックスの解説書です。
■「アダムタッチ」で女性の可能性を開く
この教科書によると、女性をオーガズムに導くには、さまざまなアプローチがあります。ですが、アダム氏がもっとも重視するのが、自身が考案した「アダムタッチ」です。一言でいえば「利き手の5本の指で、女性の肌に触れるか触れないかの圧で撫でていく」こと。
この指で撫でるだけの愛撫は、「リラックスモードからエッチモードへのシフト」を行うもの。このタッチをマスターすれば、誰でもたやすく女性をエクスタシーへ誘うことができると言います。
■秒速3センチメートルの愛撫
では、アダムタッチのやり方を少しだけご紹介。自分の太ももを女性の肌に見立て、以下の説明のとおりにやってみてください。
(1) 利き手の手のひらを太ももにおく
(2) 指を約1センチ間隔に開く
(3) その手の形をキープして肌と水平にしたまま、2センチ浮かせる
(4) 5本の指先だけ肌の上にそっとおろす
これがアダムタッチを行う基本のフォームです。とても簡単です。しかし次の3つの注意点を必ず守ってください。どれか1点でも欠けてしまうと成立しないので注意してください。
・触れるか触れないかのタッチ圧
・時計回りに楕円形を描く
・秒速3センチの速さ
この愛撫を20〜30分を目安に行ってください。女性は男性と違い、全身から性的快感を得られるのです。この愛撫の時間を「長い」と感じたあなた。まずは実践してみてください。
■まずは髪の毛から愛撫せよ!
では、女性の体のどこからアダムタッチをすればいいのか。最初に愛撫するのは髪の毛です。髪の毛の愛撫は、毛根を通じて、弱くて心地良い刺激を性的な快楽にチューニング(調律)する効果があるのです。
まずは髪を優しく触っていきます。次に顔、首、肩、鎖骨を丹念にタッチ。そして女性が官能の扉を開き始めたところで体の“外郭”を攻めていきます。
背中、腕の外側、前腕の内側、左のお尻、右のお尻…。一つ一つの面を楕円を描くように手を動かします。
間違ってもすぐに乳房や陰部など、敏感なところを愛撫してはいけません。「じらす」こともアダムタッチの重要なポイントです。
手を動かす理想は、先述したように「秒速3センチ」のスピードです。1、2、3、と数えて9センチ。これが女性の淡い快感を呼び、「早くあそこを触って」という期待感を生み出します。一定のスピードを保てるよう練習が必要です。
アダムタッチによって、オーガズムを得た女性は、お上品な姿ではありません。とんでもない悲鳴で果てるそうです。そんな姿見てみたくありませんか?
■女性をイかせて、得するのは男性
ここで、スローセックスは、「女だけが得する」と思った男性の皆さま。それは大いなる誤解です。スローセックスの最大のメリットを、アダム氏は次のように表現しています。
「本当の官能の世界に入っていく女性」を見たとき、心の底から満たされている自分を発見できるはずです
ジャンクセックスは、すぐに射精できます。けれど自身も「じらし」ゆっくりと興奮していくことで、最高の射精体験になるのです。
つまり相手の満足する姿を見ることで、自分の「快楽を超えた」“幸福感”を生み出すのです。今までジャンクセックスをしていた方。またマンネリ気味の皆さん、正真正銘の「教科書」でセックスをイチから学び直そうではありませんか。
文=武藤徉子