速攻で作れる糖質オフのガッツリおかず! 人気「バズレシピ」の太らないおかず【作ってみた】
公開日:2019/3/2
忙しいと、つい「今日はもう何でもいいや…」「出前でも取ろうかな…」と食事がおろそかになってしまいがち。しかし簡単であっても家で料理を作って食べるというのは、やっぱり1日を充実したものにするために欠かせないこと。それに外食だと、どうしてもお金がかかるし栄養も偏ってしまいやすい。
『クタクタでも速攻でつくれる! バズレシピ 太らないおかず編』(リュウジ/扶桑社)は、Twitterで大人気のリュウジさんが教える、疲れていても負担になりにくい簡単“バズレシピ”の「太らないおかず」編。糖質オフレシピを中心とした数々のレシピには、糖質以外のもので満足感を得られるアイデアや手間を省くコツがたくさん詰め込まれている。そこで早速、特に気になったものをいくつか作ってみた。
■「こんにゃくの肉みそチーズ焼き」(P.60)
1つめは、「こんにゃくの肉みそチーズ焼き」。フライパンにサラダ油をひき、細かく刻んだこんにゃく、生姜の千切りを加えて水分を飛ばしながら炒め、豚ひき肉を加えてさらに炒める。火が通ったら、みそ、酒、みりん、砂糖、塩、うま味調味料を加えて混ぜ、ピザ用チーズをのせてふたをする。チーズが溶けたら、こしょうやパセリをふって完成。
小さく刻むことで、こんにゃくにもしっかりと味が行き渡り、違和感なくかさ増しできる。また、普通にひき肉だけで炒めるよりも食感が良く、単体で食べても思いのほか満足感がある。みそとチーズの相性も抜群。こんにゃくメインでありながら、ダイエット食っぽさを感じないのも嬉しい。
■「ネギ塩牛タン風シイタケ」(P.66)
2つめは、「ネギ塩牛タン風シイタケ」。軸を切り落としたしいたけをフライパンで焼き、こしょうをふってふたをして蒸し焼きにする。しいたけに火が通ったら器に盛りつけ、刻んだ長ネギ、塩、うま味調味料、ごま油、粗びき黒こしょうを混ぜたものをのせて完成。好みでレモンをしぼっても。
しいたけの濃いうまみと薬味の絶妙なバランスは、野菜ときのこだけとは思えないほどに完成された味。レモンをしぼるとスッキリとした味わいに変化して二度おいしい。トースターを使えばフライパンなしで作ることもできるので、洗い物が面倒な時にも重宝する。
■「コンビーフのエッグステーキ」(P.70)
最後は「コンビーフのエッグステーキ」。スキレットにサラダ油を熱し、薄切りにした玉ねぎを炒める。コンビーフをほぐして加え、塩こしょうをふって炒め合わせ、形を整えて真ん中をくぼませて卵とチーズをのせる。卵が固まりチーズが溶ければ完成。
牛肉の味がぎゅっと凝縮されているコンビーフを使うことで、シンプルな味付けなのにとても奥深い味。半熟卵やチーズを絡めるとまろやかさもプラスされ、箸が止まらない。こんなボリューミーなものを食べられるのも、糖質オフダイエットの魅力。これはコンビーフを常備したくなる…。
糖質オフ料理も、ちょっとした工夫でここまでバリエーションに富んだものになるのかと改めて興味が湧いた。軽く食べられるものからがっつりボリューム満点なものまであるので、その時々の自分にぴったりのメニューがきっと見つかるはず。この『クタクタでも速攻でつくれる! バズレシピ 太らないおかず編』をうまく活用して、帰りが遅い日や忙しい日も充実した食事を心がけたい。
調理・文=きこなびキッチン