「だから好き」より「だけど好き」が恋愛の秘訣!DJあおいが男女の違いをバッサリ

恋愛・結婚

公開日:2019/3/29

『ていうか、男は「好きだよ」と嘘をつき、女は「嫌い」と嘘をつくんです。』(DJあおい/幻冬舎)

 ライブドアブログでは人気ブロガー殿堂入り、SNSでも圧倒的な人気を誇る謎の主婦、DJあおいさん。ネット界が生んだ辛口恋愛マスターとも言える彼女の『ていうか、男は「好きだよ」と嘘をつき、女は「嫌い」と嘘をつくんです。』(幻冬舎)では、タイトルから想像できるように、「男と女の考え方の違いを知る」ことがテーマになっている。

 誤解してはならないのが、恋愛本にありがちなどちらかの性別に傾いた物言いをしないところだ。3部構成に分かれている本書は、「男女の違いを述べる」パートを中心に、読者に向けた「説教部屋」と題したアドバイスを経て、最後は「いい男、いい女」について“あおい節”で語っている。

 正直に言うと、私自身もこの本を読んで「“自分自分”になりすぎていたのかも!」と図星を突かれた思いがした。説教部屋の章にあった「彼のどこが好きかなのかイマイチ分からない」という質問に対しての、『「だから好き」より、「だけど好き」が、長く愛せる秘訣。』という言葉。無理に好きな理由を探すよりも、“欠点はあるけどそんな部分もひっくるめて好き”の方が長く続くよ、とまるで神のようなアドバイスを残している。

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 そう、これはどんな場合でもよくあることで、「私(俺)のどこが好き?(もしくは外野がそこを聞いてくる)」なんて質問は、もはや日常茶飯事。しかし、それこそが愚問なのだ。回答として堂々と、「〇〇ができないところもあるけど、好きなんだよね」。これで十分じゃないか。それ以上の“好きな理由”なんて、無理に探す必要なんてない。

 実は本書で見逃せないのは、章が終わるごとに挟まれているコラムだったりもする。見事に読者が「知りたい!」と思うようなことを突いていて、「浮気学」や「男女の妄想の違い」、そして「男女の話し合い」についてぶっちゃけており、このタイトルを聞いただけでも気になる人が大勢いるはずだ。

 基本的に全ての章は右ページに格言、左ページにその解説というレイアウトで構成されているので、目次をみて気になった言葉からめくってみるのもいいだろう。男女問わずどうも恋愛がうまくいかないなと悩んでいる人は、この本を読めば私のように新たな発見に出会えるかもしれない。

文=修羅ガール